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【第14回】二の腕、熊田曜子、ナチュラルストッキング

モテファッションの要はコンサバ感
「男を脅かさず、隙をつくる」

  • 白河桃子

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2007年7月2日(月)

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 自立した女性ほど、女性らしく装うべし。前回も触れた、エッセイストの蝶々さん。彼女へのインタビューで「働く女性のための小悪魔テク」を聞いたところ、「自立した女性がプライベートで多少女らしく装っても、何も失うものはないと思います」と、目からウロコが落ちるようなことを言われた。

 しかし、仕事ができる自立した女ほど、律儀で真面目で恥ずかしがり屋だ。「今まで男と同じように頑張ってきた自分が、今さら女らしくしたって…」とためらったり、二の腕を出すファッションが流行ったら、「まず二の腕を鍛えてからでないと」とジム通いを始めたりする。

 「男は本当は、鍛えた二の腕よりもプヨプヨした二の腕が好きなのにね」と蝶々さん。そういえば、友人の独身キャリア女性たちは、最近「ビリーズブートキャンプ」(注1)にはまっている。肉体改造をして、引き締まった二の腕じゃなきゃ、人前にさらすなんて…。そう思って律儀にトレーニングに励んでいる間、プヨプヨした二の腕を思い切りよくさらす女性たちがモテてしまうのだ。

 仕事でもプライベートでも自分を磨き、高いレベルを求める女性たち。しかし、こと“モテ”に関しては、完璧主義は禁物なのかもしれない。なぜなら、「隙」がなさ過ぎるから。前回も書いたように、日本の男性は「隙」のない女性にはアプローチしないのだ。「隙」は言い換えれば「受け入れの間口がある」ということだ。

 間口のない城の高い塔をよじ登ろうとする男性は、いまやほとんどいない。今の40代男性でも、「恋愛の受け身傾向」は上昇曲線。20代男子は、「待ちの王子様」が当たり前。「最近は小学生でも、女子の方からコクる(異性に告白する)んですって」と、ある母親が教えてくれた。

 ところで、日本人男性向けの「隙」をさらに追求すると、エビちゃんよりも上がいる。日本男子が本当に好きなのは、熊田曜子ちゃん(注2)みたいなタイプだと思う。ちょっともっさりしたダサい感じが、男性を安心させるのだ。もし外見が熊田曜子似で、ものすごく仕事のできるキャリアウーマンがいたら、きっと彼女は天下無敵である。

 次に、最先端のおしゃれは、モテと両立しない。

 女性らしく、といっても「おしゃれ度」が高すぎると、モテないケースもある。例えば、女性誌のファッション担当編集者。校了(注3)の日でも、なぜこのように完璧におしゃれができるのかと、彼女たちを見ていると本当に頭が下がる。流行の透ける素材のスカート、高いヒールのサンダル、爪の先まで美しいネイルアート。トレンドの最先端である。

 しかし、彼女たちもまた「男性に対して閉じている」のだ。最新トレンドをこれでもかと満載し、お得なプレスセールで獲得したハイブランド(定価なら、お給料の半分が吹っ飛ぶような)で固めたファッションは、実は「おしゃれな同性」の目線を意識したものである。ファッション感度を競う業界では、それこそ「戦闘服」なのだから、女性総合職の黒スーツと同じぐらいの「武装」なのである。

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