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【第10回】改装して年商2倍に~カフェタナカ2代目
タナカ 取締役 田中千尋さん【後編】

  • 白河 桃子

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2007年8月9日(木)

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 (前編から読む)

 1995年、「コーヒータナカ」を「カフェタナカ」にリニューアルする際、田中千尋さんは、名古屋ではまだ珍しかったオープンテラスを作った。イメージはもちろん、パリのカフェの姿だ。ふわふわしたケーキが苦手な男性客にも喜んでもらえるような、焼き菓子を出した。

カフェタナカ2代目の田中千尋さん

カフェタナカ2代目の田中千尋さん (写真:早川 俊昭)

 気がつくと、いつの間にかお菓子が目当てのお客が増えていた。誰が座るのだろうと思っていたテラスも、近所の人が来て新聞を読んでいたり、常連の男性客が妻や子供を連れてきて座っていたりする。これまでの顧客を失わずに、父親が始めた「コーヒータナカ」は、徐々に娘の「カフェタナカ」に変わっていった。

 「ケーキを焼くのは私1人でしたが、父が店を見てくれて、母と妹が売ってくれる。とても心強かった。私たち家族は、本当にこの店が大好きなんです」

田中さんが焼いた菓子を、母と妹が売っていた頃

田中さんが焼いた菓子を、母と妹が売っていた頃

 店内には、クラシックな家具や絵はそのまま飾り、レトロな雰囲気を残した。父と娘の趣味をバランスよく採用しつつ、改装を重ねていった。

 売り場スペースも広げ、15種類のタルトを中心にした焼き菓子を並べた。タルトは、素材となる果物や欧州から輸入するアーモンド粉など、原材料にこだわって作る。このため、菓子としては採算が取りにくい。しかし「長く続けていくために、いいもの、おいしいものにこだわって作っていきたい」という田中さんの信念は、パリで初めて感動を受けた時のまま、揺るがない。

 カフェタナカをリニューアルして5年が経つと、百貨店のケーキフェアの催事に呼ばれるようになった。当時女性のパティシエは珍しく、実演販売をしてほしいというリクエストも入る。

 「製造担当者も少しずつ増やし、ホールスタッフのアルバイトも増やしました。でも、1週間のケーキフェアに出ると、朝から晩までデパートで実演しなければいけません。この店もあるし、明らかにキャパオーバーになってしまいました」

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牛島 信 弁護士