「いい女」になって、今まで自分に投資した分を「いい男」をゲットして取り戻す。たくさん元手をかけて、ハイリスク・ハイリターン。女を磨けば磨くほど、いい男がやってくる。…そんなふうに思っているとしたら、それは大きな間違いなのです。
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「間違ってる、あなたの女磨き」という本を書こうと思っていたのだが、5年前は怖くて書くことができなかった。女性誌では相変わらず「女磨き」を推奨しているし、女性たちも女磨きが大好き。とにかく日本の女性は勉強好きで、「自分」好き。自分を向上させることには、ことさら熱心なのだ。
もちろん「女磨き」は悪くない。その向上心、勉学欲は日本の女性の美徳である。しかし、問題はその目的。「よりいい女」になって「よりいい男」をゲットしようという先行投資かもしれないが、多分リターンは難しい。
もしかしたら、「女磨き」の方法が間違っているのではないか? 男性の目線で見ると、「適切な女磨き」と「不適切な女磨き」があるのではないか?
こんなことを考えるようになったのは、ピカピカに女磨きをした女性ほど「こんな素敵な人が、どうして?」と思うほど独身の場合が多いという、「巷の法則」に気づいたからだ。
前回のコラムでも述べたように、「ゆる」「スキ」がない完璧な装いというのは、男性からはあまり魅力的には見えない。「あまりに完璧に磨きすぎた女性」も「スキ」がなくて、男性からは歓迎されない。
また男性は「教え好き」でもある。自分が勝っている分野の知識を、滔々と語り続ける男性に出会って、辟易したことのある女性も多いだろう。教え甲斐のない女性は「可愛げ」がない。
ワインアドバイザーは「適切な女磨き」か?
例えば、女性の習い事や趣味として人気のあるワインスクール。知り合いの働く女性にも、「ワインアドバイザー」などの資格を趣味として持つ人が多い。しかし男性としては、名刺に「ワインアドバイザー」と刷り込んである女性をどう感じるだろうか? 何人かの男性に聞いてみたところ、このような回答が返ってきた。
「うーん、こんな女性を食事に誘ったら、高くつくような感じがしてイヤですね。自分が頼んだワインの名前を見て、『ふーん』なんて言われたら困るし…」と言うA氏。一方、「自分もワイン好きだから、話が合いそうだと思います」とB氏。そしてC氏は、「そういう人は面白いですね。いろいろ教えてもらっちゃおう」と答える。
ちなみにC氏のような男性は、20代に多い。30代、特に35歳以上は、女性に対してカッコつけたい世代なので、自分が優位に立てそうもない局面には近づきたがらないようなA氏タイプが多い。
このような理由で私はこれまで、「ワインスクールに通うこと」は、「男を遠ざける女磨き」の範疇に入れていた。しかし最近では、男性たちも嬉々としてワイン講座などに参加するようになってきた。ワインスクールで出会って結婚したという話もよく聞く。
男性コミック誌「週刊モーニング」で、「神の雫」というワインに関する連載コミックが掲載されている。ニンテンドーDSでも、「ソムリエDS」というワインを扱った製品が出てきた。今後男性の参加が多くなるだろうワインスクールは、今後は「異性と出会えるお稽古事」という意味では、お勧めと言える。
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