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原点を忘れなければ仕事は楽しめる

~ 生物学者 長沼 毅 ~

  • 茂木 健一郎

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2007年9月18日(火)

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 長沼毅さんは、生命の起源を研究されている科学者だ。極地や深海など、世界の辺境まで調査で足を伸ばし、その研究成果で世界的に注目されている。僕は様々な分野の数多くの科学者と対談しているが、長沼さんはピカイチだと思う。

 とにかく実に楽しそうに仕事をする。「楽に楽しく仕事をする」とは、手抜きをすることではない。

 そんな長沼さんにも、成果が出ないで徹底的に苦しみぬいた日々があった。若い頃は1日に1時間も自宅で眠れないような多忙な時期が続き、とうとう体を壊してしまう。 そこを突き抜けて、吹っ切れて今のようにまでなるのはかなり大変なことだったはずだ。そこで押しつぶされてしまう人もいる。つぶされないで、仕事を楽しめるようになる秘訣は、まず自分の弱さ、弱点をあえて否定したり無視したりするのではなく、それを受け入れるところにあった。

 自分の弱さが無くなったわけではなく、弱さを受け入れることができるようになった。変わるといっても人間は根本が変わるわけではない。変わらない自分との付き合い方が変わる。

 もう1つのポイントは、原点を忘れなければ、仕事を楽しむことができるということだ。誰にでも、最初にその仕事を始めた理由、志した理由があるはずだ。それを忘れてしまうと細かいことが気になって、仕事が苦しいことだと思ってしまう。原点を忘れないで、自分の大きな目標を忘れないでいれば、その苦労も喜びに変わる。

 長沼さんの原点は、「研究が好きだ」ということだ。小学生のころに抱いた疑問が今も同じように不思議だと思い続けている。

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地の果てにこそ、真実がある
NHKの番組サイトへ
NHK総合テレビ
9月18日(火)午後10:00~10:45
・再放送
 総合 毎週火曜 午前1:05~1:49
     (月曜深夜)
 総合 毎週火曜 4:05~4:49
 BS2  毎翌週水曜 午後5:15~5:59
 科学界のインディ・ジョーンズと呼ばれ、海外から注目を集める一人の日本人研究者がいる。
 
 広島大学准教授である生物学者・長沼毅(46)。世界各地の辺境に住む微生物を調べることで、地球上の生命はどこからきたのか、という壮大な謎に挑んでいる。
 
 長沼は徹底して現場にこだわる。深海から砂漠、火山、そして南極に至るまで、どんな過酷な辺境にも自ら出向く。長沼の現場での流儀は、「思い込みを捨て、思いつきをひろう」。思いこみに縛られると目の前の大切な事を見逃すからだ。
 
 今年の夏、長沼は、生命の起源の謎を解く鍵となるある微生物を求め、北極圏のグリーンランドに向かった。そこで長沼は、赤黒く染まる謎の氷河を見つける・・・。
 
 辺境を飛び回り、壮大なる謎に挑む型破りな科学者の仕事の流儀に迫る。


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