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生きている「実感」は挑戦から生まれる

~ 環境金融コンサルタント 吉高 まり ~

  • 茂木 健一郎

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2007年10月9日(火)

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 今回お話を伺った吉高まりさんは、地球温暖化対策で注目されているCO2などの排出権ビジネスに取り組んでおられる。吉高さんの話では、「実感」という言葉が重要なキーワードになっている。

 吉高さんは、生きていることを実感するためには、他の人が既にやったことをやるのではダメで、新しいことにチャレンジしてこそ、その実感を持てるという。よく、創造性を目指せとか、新しいことを発想しろとか、強迫観念のように言うけれど、「生きている実感を得るため」というのは良い表現だと思う。

 排出権ビジネス自体が、最初目に見えないものが、実際にお金が動き出すことで実感を持てるようになると吉高さんは言う。その実感という言葉が、単に「目に見えないものを形にする」という意味だけでなく、「新しいものを生み出すことにチャレンジする」という、吉高さんの生き方にもつながっている。

 人間の能力のかなりの部分は、眠っているのだと思う。それが30歳、40歳になって何かのきっかけで突然開花することがある。

 吉高さんは、コンピューター関連企業から、外資系証券会社へ、そこからニューヨークに行って排出権ビジネスに出会った。環境ビジネスに出会うまでの吉高さんを知っている人は、おそらく今日の活躍を想像できないだろう。それまでは、優秀だけど、会社の仕事を着実にこなす人だった。それが、海のものとも山のものとも分からないような新しい分野にチャレンジしていくような人になるとは思えない。しかし、その能力は潜在的に吉高さんの中には眠っていた。

 そういう自分の中に眠っている能力があるかもしれないと思うだけで、人生は楽しくなる。

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あえて、困難な道を行け
NHKの番組サイトへ
NHK総合テレビ
10月9日(火)午後10:00~10:45
・再放送
 総合 毎週火曜 午前1:05~1:49
     (月曜深夜)
 総合 毎週火曜 4:05~4:49
 BS2  毎翌週水曜 午後5:15~5:59
 地球温暖化対策の切り札といわれる、CO2「排出権」ビジネス。この全く新しいビジネスの分野で、世界屈指の業績を上げる女性がいる。環境金融コンサルタント・吉高まり(45)。
 
 吉高の仕事は、途上国などでCO2を削減するプランを立案し、「排出権」を生み出すことだ。これを先進国に売れば、数億円単位の新たな価値となる。これまでに、籾殻を燃料にしたバイオマス発電や、養豚場のメタンガス発電などを次々に成功させてきた。
 
 新たな事業を始めるとき、吉高は徹底的に現地の人々のニーズを調査する。先進国と途上国の間に立って仕事をする吉高が胸に刻むのは「フェアであれ」という流儀。事業に参加する誰もがメリットを感じられる仕事を目指している。
 
 この夏、吉高はフィリピンとベトナムで、新たな排出権事業に挑んだ。どちらも、これまでにない大規模なプロジェクトだ。始まったばかりの未知のビジネスに挑む、吉高の仕事の流儀に迫る。


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