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【第18回】40代女性の結婚観は「高望みしない」

自分の弱さを認めて支え合えば、晩婚でも幸せに

  • 白河桃子

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2007年12月4日(火)

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 バブル期を経験している「負け犬世代」、言い換えれば「第1期均等法世代」は「3 高(高学歴、高身長、高収入の男性)」志向で、“キャリア派”も“優雅な奥様派”も、男性の好みはよく似ていた。もともと自分で頑張ることに関しても、パートナーになる男に関しても、K点(ジャンプのスキー競技で、これ以上飛ぶと危険とされる地点)が思い切り遠かったのがこの世代である。

 バブル崩壊後は、「自分は、結婚も仕事も子育てもしたい。仕事に理解があって、家事もしてくれて、でも自分よりも有能な男性と結婚したい」と、限りなくピンポイントな着地点を目指していた人も多かった。

 そして今、40代になった「アラフォー世代」(40代。「around40」を略して「アラフォー」)の彼女たちが目指す着地点は、実は「自分を養ってくれる人」になりつつある。えっ、それじゃあ女性の自立はどうなるの? キャリアはどうするの? と思うかもしれません…。

 実は日本女性たちは、「俺が養う」という気概をキッパリと見せてくれる男性にまだまだ弱い。夫婦の年収差13倍と言われる藤原紀香さんも、「生活費はもらっています」と公言している。バブルをかじったことのある女性は、どんなに稼いでいても、「養われる」女という立場に価値を見だしたいのだ。金融業界で働く高所得女性レイコさんも、「この私を養いたいという、彼の度胸にびっくりしました」と、7歳年下の彼の気概に打たれて結婚した。

 つまり、男性が「家事・育児もすべて平等にやりますから、僕を養ってください」と低姿勢に出ても、なかなかうまくいかないのだ。最近、「年上の高収入女性に養ってほしい。“逆玉”もありです」と真顔で言う、一部上場企業のイケメン君(26歳)に会って、「ついにこんな男も出てきたか!」と驚いたが、彼の願望はなかなか成就しないかもしれない。

 女性、特に「アラフォー世代」は「養ってもらう自分」が好きなのだ。この気持ちだけは、ミリオネアになっても、変わらないはず。ただしこの「養う」というのは、男性が妻の金銭的な面倒をすべて見る、ということではないことに注意してほしい。

 現代では、女性が「養ってほしい」と思うということは、男性にとってある意味で朗報かもしれない。今の時代、自分で稼げる女性を「養う」ことは、実はそれほど大変ではない。今までのように、「服や装飾品をすべて買ってほしい」というのではなく、「買いたいものは自分で買うから、あなたは食費を出してくれれば、それでいいの」というスタンスだからだ。女性が高所得のカップルを見ていると、マンションは女性の名義だったり、家賃は女性が出している場合も多い(逆に、「すべて俺の年収の範囲内でやれ!」という「俺様男」は、全く人気がない)。

 

守ってくれる男がいれば、女性も家計を背負う

 女性たちが必要としているのは、「私は男の人に養ってもらっている。守ってもらっている」という“ファンタジー”なのだ。

 男女の役割分担時代、妻たちはずっと「あなたが一家の大黒柱よ」「尊敬しているわ」「あなたが頼りよ」と夫に言い続け、夫に「自信」というファンタジーを持たせることで、結婚生活を維持してきた。今度は夫が妻に「守ってやっている」というファンタジーを提供することで、「男が1人で家計を背負うリスク」から解放されてもいいのではないか。

 ある夫婦は、遊びに関する出費は妻担当、生活費は夫担当となっている。一家で海外旅行に行った場合は、妻が費用を負担する。一方で、ある夫婦は妻の買ったマンションに住み、夫は生活費を負担している。しかしこの夫婦の場合、妻が専門店や高級スーパーで高額な自然食品を買う時は、差額分を妻の稼ぎから出しているという。

 つまり、「すべてを妻が負担するのではなく、生活費の一部を夫が払っている」ということで、「養ってもらっている」というファンタジーを女性が満喫できることこそが重要なのだ。それさえあれば、女性たちは機嫌よくバリバリ仕事をし、楽しく生活できる。こうして稼げる妻ほど、今の時代、男性にとって頼りになる存在もないだろう。

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