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“高齢者ブーム”で若者を無視しないで!

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2008年1月8日(火)

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 日本に住んでいると、一番よく聞かれる質問は、「なぜ日本に住んでいるの?」。

 最近の日本のいろいろな問題を見ると、自分も「なぜ日本にいるの?」と思ってしまう。いろいろなことが気になる。大きく気になるのは、大人たちの若い人たちに対しての態度。

私が親から受けた教育はにせものではなく、本物だった

 日本は少子化が進んでいるのに、子供を大事にしていない。

 例えば、車の前の席に子供を座らせ、シートベルトも付けない、子供を1人だけで車に残したり、タバコを子供と同じ所で吸ったりする人も多い。

 「これもほしい、あれもほしい」と言う子供に対して、何でも買ってあげる家族も多い。

 自分の仕事が忙しいからなのか分からないけど、子供とコミュニケーションを取るよりテレビゲームの前に座らせて、学校の教科書以外のいい本も読ませない家族は多い。

 子供の頃、私のおもちゃは小さな箱に全部入った。また、医者の道具など、私のおもちゃはほとんどすべて本物だった。

 ほかのおもちゃは本だった。いろいろな人形がほしかったけど、2つぐらいしか親は買ってくれなかった。持っている人形が古くなってから、新しい人形を買うみたいな感じ。

 休みの日には遊園地に行くより、演劇、バレエ、オペラ、美術館や博物館に行くことが多かった。無理やりに親に行かされた。「バレエに行かないなら、遊園地もだめ」と言われた。にせものより、本物の芸術を見るべきという教育だった。

なぜ自分の子供と携帯メールでばかり会話するの?

 今私は北海道で会社を経営しているが、当社のスタッフはみな、子供とは携帯メールでコミュニケーションしている。

 もちろん仕事中に子供に電話をかけてもいいけど、話をせずにテキストで会話する。だから多くの人は家に戻ってからも、子供としゃべらなくなってしまう。

 携帯メールは楽なコミュニケーション方法になったけれど、家族の会話が少なくなるのは残念。私は母とは電話でしか会話しない。東京のホストファミリーとも電話で話す。その方が心の通ったコミュニケーションができると思うから。

品質の低い子育てで育った若者を採用すると経営者は苦労する

 自分の会社で人を採用する時、面接で「親に叱られたことがありますか?」と聞くことにしている。当社の面接に来るほとんどの人は叱られたことがないと言う。叱られたことがないだけではなく、苦労もしたことがないらしい。

 そういう人に入社後、建設的な注意をするのは大変。すぐに傷つくから。1つの行動について注意したら、自分のすべてがダメと思ってしまう人はなぜか多い。それで落ち込む。こういう考え方は、日本の学校で多い自殺やうつ病の原因の一部になっているのかもしれない。

 苦労もしない、批判も受け付けられない。国のトップレベルの人までこうだから、批判されると無責任な自殺で終わらせてしまう。問題にぶつかり合う勇気が十分教育されていないためかもしれない。

 採用しても、給料を払いながら、挨拶から教えなければならない大人も多い。ほかの経営者もそれで苦労しているらしい。挨拶やコミュニケーションマナーを教える社員教育のコンサルタント企業は儲けているけど、本当は親が教えるべきことでしょう。なぜ多くの日本の親は、私の母みたいに子供に挨拶やお茶の出し方ぐらい教えていないのだろうか。

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大量陳列、大量販売というのがある程度限界にきているのかなと思います。

松﨑 曉 良品計画社長