今年の1月、9年ぶりにロシアに帰った。その成長ぶりには本当に驚いた。店に入っても見つからないものがない。スーパーマーケットがあちこちにあって、あらゆる種類のチーズや牛乳、肉がそろっている。欲しい本は書店ですぐに手に入る。インターネットカフェは多くが24時間営業。
ただ「頑張る」と言うだけでなく、実際に行動し、お金を儲けて成長しているロシアの姿を目の当たりにしてきた。
日本の郵便局はロシアの郵便局に負けている
郵便局にはインターネットのコーナーもあった
中でも、郵便局のサービスの良さに驚いた。
モスクワの郵便局は週末だったのにすべて開いていた。様々なサイズの封筒だけでなく、いろいろな雑誌、新聞、本なども販売していた。ロシアでは最近、本がよく売れると聞いたことがあるけど、郵便局でも本が販売されているのを見たら、「なるほどそうだろう」と納得させられた。
また、どの郵便局にも、パソコンのインターネットコーナーがあった。一番小さな郵便局にもパソコンは2台あった。
郵便局だけでなない。モスクワの多くの飲食店や飲み屋では、インターネットの無線LAN(構内情報通信網)は無料で使えたのにも驚いた。
モスクワの郵便局の窓口。多種類の封筒を売っている
日本の郵便局は年賀状の販売にものすごく力を入れているが、郵便を送るために最低限のものが販売されていないところが多い。
日本に来て一番ショックを受けたことの1つは、郵便局に封筒が売られていなかったこと。この間も地元、札幌の郵便局でヨーロッパのある国にEMS(国際スピード郵便)で手紙を送りたくて、送れるかどうか調べてもらったら、約20分も待たされてしまった。郵便局の社員は、自分の基本的な仕事を忘れているような気がした。
有料トイレで儲けるモスクワ
地下鉄にあったビジネス関係の新聞を売る自動販売機
お正月に夕張に行った時は、トイレを探すのが大変だった。おかげさまで警察署のトイレを借りることができ、帰りには警察官からガムのお土産をいただいた。心が優しいのは、夕張の誇れるところ。
一方、モスクワではトイレはあちこちで見つけることができた。ただ、すべて有料。赤の広場のそばにあるグム百貨店のトイレも有料。40〜75円くらい取られる。儲けるところはしっかり儲ける、という感じだった。
ドモジェドヴォ空港からモスクワまでの電車の中でも、本や新聞を売りに来た
もう1つモスクワで変わったと思ったのは、地下鉄の乗り場に入ると、あちこちに新聞の自動販売機があること。日本では飲み物の販売機ばかり。モスクワでは、財務や経営の専門紙などが売り切れていた。儲けなければならない意識を、皆が持っているということが強く伝わってきた。
新聞とビジネス雑誌を早速買ってみた。雑誌では、取り上げられている人物の女性と男性とのバランスがよかった。日本の多くのビジネス雑誌は、女性の特集版がない限り、女性をほとんど取り上げない。日本のビジネス雑誌は完全に男社会だ。
ここから先は「日経ビジネスオンライン」の会員の方(登録は無料)、「日経ビジネス購読者限定サービス」の会員の方のみ、ご利用いただけます。ご登録のうえ、「ログイン」状態にしてご利用ください。登録(無料)やログインの方法は次ページをご覧ください。




からのご案内




