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マネジャーは「江戸しぐさ」を学べ!

江戸の商人道に学ぶリーダーの心得

  • 田村 知子

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2008年1月30日(水)

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 NPO法人(特定非営利活動法人)の東京自由大学が開催したワークショップで、「江戸しぐさ」の神髄とも言える、リーダーのための行動哲学をお聞きした。講師は、現在唯一の「江戸しぐさ語りべ」として活躍する越川禮子さんだ。

「江戸しぐさ語りべ」の越川禮子さん

「江戸しぐさ語りべ」の越川禮子さん(写真:山田 愼二、以下同)

 越川さんは1966年、女性スタッフのみで市場調査や商品企画を手がける会社を設立。現在は同社の取締役社主を務める傍ら、昨年9月にNPO法人「江戸しぐさ」を発足し、理事長に就任した。「江戸しぐさ」の伝承と普及のために、精力的に講演・執筆活動を行っている。

 ところで「江戸しぐさ」と聞くと、屋外を歩いている時などの所作を思い浮かべる人も多いだろう。ここ数年、テレビコマーシャルや公共マナー広告、女性誌などで、イラスト入りの「江戸しぐさ」を目にすることが増えた。例えば、狭い場所を歩いていてすれ違う時、ぶつからないようお互いに右肩を引く「肩ひき」、雨の日にすれ違う時に相手が雨のしずくで濡れないように傘を傾ける「傘かしげ」といった、いわゆる公共マナーのようなものだ。だが越川さんは、「こういったものは、江戸しぐさのほんの一部に過ぎません」と言う。

 「徳川家康が1603年に江戸幕府を開き、およそ100年が経った頃の江戸は、人口100万人を超える大都市に発展していました」と越川さんは説明する。「その半数が町方で、城下町は商人の町として、日本各地や海外から多種多様な人が集まってきました。文化背景の異なる人たちが行き交う町で、争いのない平和な暮らしを築き、繁栄していくために考えられた心構えが『江戸しぐさ』なのです。当時は『商人しぐさ』『繁盛しぐさ』と呼ばれていました」。「江戸しぐさ」は、江戸期の商人の生活哲学であり商人道だったのだ。

 江戸しぐさを考え出したのは町方の商人の頭衆、つまり商人のリーダーたちだった。越川さんは彼らを、「現在なら、経団連のメンバーに匹敵する人々」と例えている。「当時の商人のリーダーは、『四書五経』や『陽明学』といった古典から、人間としての正しい生き方を学んでいました。こうした古典を咀嚼した知恵が、江戸しぐさに織り込まれているのです」

江戸っ子の4つの条件とは

 江戸しぐさの「しぐさ」は、「仕草」ではなく「思草」と書く。「思」は思慮を、「草」は行為を意味し、越川さんは「思ったことが、直ちに行為になるということです。つまり単なる行動マニュアルではなく、もっと奥深いものなのです」と話す。

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