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【第21回】“専業主夫”に頼らず、女も腰を据えて働こう

「対等な関係」にこだわりすぎず、「分かち合う」ことを知る

  • 白河桃子

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2008年2月27日(水)

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 前回では、忙しい女性たちは「ワインが分かる男」よりも、「火がおこせる男」「魚をさばける男」に惹かれる、という話をした。それでは理想の夫婦モデルとは、どんなものなのだろうか。

 「理想の夫婦像とは?」と聞くと、ある年齢の人までは「ライオンの台所用洗剤、チャーミーグリーンのCMに出てくる夫婦が理想」と答えるそうだ。おじいさんとおばあさんが、手を取り合って踊るように歩いていくCMだったと思うが、いったいこのCMがどの程度の期間、日本の女性たちの結婚観に影響を与えたのか、誰か調査してほしいものだといつも思う。

 「夫婦揃って仲良く年老いる」……。そのゴールはきっと「チャーミーグリーン夫婦」なのだと思うが、そこに至るまでには様々な過程があるのが、今の結婚だ。

理想の「チャーミーグリーン夫婦」とは?

 あの夫婦はひょっとして、男性が主夫で女性がバリバリキャリアかもしれない。また、もしかしたら「略奪婚」で、夫は2度目の結婚かもしれない。実はこれが一番「それっぽい」のではないか、と思っている。私の友人に「略奪婚夫婦」がいるのだが、「チャーミーグリーン夫婦」の雰囲気に近い感じで年を重ねているのだ。

 2007年に日本経済新聞社が実施した女子学生の意識調査では、54%が会社を選ぶ時に「性別に関係なく仕事のチャンスがある」ことを重視しているのに、「結婚してもずっと一線で働きたい」はわずか5%だという。女性たちが本気で「稼ごう」と思った時の、将来の素敵な「理想モデル」が、まだ「チャーミーグリーン夫婦」という最終形しか見えないからだ。

 女性たちが「経済力」を提供する代わりに、男性たちは何を提供してくれるのか? その形がもっと見えやすくなれば、働くモチベーションも上がるのだろう。

 かつて男性たちが「出世すれば、金も女もついてくる」とモチベーションを上げたように、「出世すれば、いい男がもれなくついてくる」と信じることができたら、女性たちの働くモチベーションはもっと上がると思う。

 しかし出世した女性はホストクラブでモテても、次世代の憧れの対象にはならない。女性社長が、いかにもお金目当てっぽい若いイケメン男性と結婚しても、同じことだ。「お金についてくる」愛情の儚さを、シビアに知っているのが女性たちだから。

“専業主夫”は、人気薄

 最近「専業主夫」になりたい、という男性も増えているという。雑誌「プレジデント」のアンケートによると、特に最近の20代男性は、「自分よりも高学歴な女性がいい」という「上方婚」志向の男性が4割に上ったそうだ。

 『20代・ハッピー☆パラサイトの消費のチカラ』(PHP研究所)の著者、牛窪恵さんは、20代は「結婚相手に求める条件に男女差がない」と分析している。

 取材で会った、20代後半・一流企業のイケメン男子も「逆玉とまではいかないけれど、資産家とかお金のある女性に養ってもらうのもいいですね。楽なのが好き」とはっきり口にする。

 「家事が大好き」という男性もいるが、「専業主夫」になりたいという願望も「楽そう」という視点が大きいのだろう。その一方で「専業主婦」の方は、今や女性たちにとっても「憧れのステータス」。専業主婦の座を占めるために、さんざん自分を磨き、モテるためのテクニックを駆使してきた女性から見たら、男性の主夫願望は、まだまだファンタジーの領域である。

 女性たちに「専業主夫は、まだまだ人気薄」と話すと、「何言ってんの、こっちがなりたいわよ!」である。女性からしてみたら、男女の完全な逆転は、あまり魅力がないだろう。例えば「小栗旬クラス」の男性が、「キャリアウーマンFさんと結婚、小栗は専業主夫になって引退表明」ぐらいのことが起きれば、別だと思うけれど…。

コメント14件コメント/レビュー

私は、20代の男性です。名前を聞けば両親は安心できるような会社に勤めています。(私は安心していませんが。)私に関して言えば、このコラムを通して書かれているキャリモテ女性は魅力的です。その理由もコラムどおりです。見事な男心の読みだと思いました。私は、愛知県に住んでいますが、残念なことに周囲には、キャリモテ女性はいません。首都圏にしかいないのではないか?と思います。できる女性に「養って欲しい。」とは、本気では思いませんが、無い話ではないとも感じています。「中国“A女”の悲劇」と言うコラムが、日経BP内でありますが、私にとって、あの内容は魅力的でした。中国の女性と結婚するのもありだな。と思いました。他の方が、家事は大変とおっしゃっています。私自身も家事をしますし、確かに大変ですが、私にとっては、製品を設計するときよりは、負荷は少ないかな?と感じています。上司との対立がないし、徹夜しなくてもいいですし。(子育ては別です。)(2008/03/16)

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私は、20代の男性です。名前を聞けば両親は安心できるような会社に勤めています。(私は安心していませんが。)私に関して言えば、このコラムを通して書かれているキャリモテ女性は魅力的です。その理由もコラムどおりです。見事な男心の読みだと思いました。私は、愛知県に住んでいますが、残念なことに周囲には、キャリモテ女性はいません。首都圏にしかいないのではないか?と思います。できる女性に「養って欲しい。」とは、本気では思いませんが、無い話ではないとも感じています。「中国“A女”の悲劇」と言うコラムが、日経BP内でありますが、私にとって、あの内容は魅力的でした。中国の女性と結婚するのもありだな。と思いました。他の方が、家事は大変とおっしゃっています。私自身も家事をしますし、確かに大変ですが、私にとっては、製品を設計するときよりは、負荷は少ないかな?と感じています。上司との対立がないし、徹夜しなくてもいいですし。(子育ては別です。)(2008/03/16)

男が以前より弱くなったのは、『最終的な結果責任を取りたがらなくなった』言い換えると、『世間の矢面に立つことを避けるようになった』部分だと思います。要するにリーダーとしての役割。社会的にも家庭生活の上でも。以前ならば、男性がその役割を担うことが社会的に暗黙の了解となっていたように思いますが、やりたくないのなら、誰かが代わりにやるしかしょうがない。そこで、もともと縁の下の力持ちであることを快く感じていなかった女性やそうせざるを得なくなった女性が引き受けるようになったのではないでしょうか。その役割は会社ならば管理職なわけで、給料も高いのは当然。そして、家庭においてのリーダーは必然的に最も経済力のある人がなると思うので、そのような妻や母を持つ家庭では女性がリーダーとなるのではないでしょうか?需要と供給のバランスですね。お互いがそれでハッピーなら素晴らしい関係ですよ。男性も女性も他人がどう見るかではなく、自分の役割の自覚と納得が大切だと思います。(2008/03/04)

現実の認識ができていない記事だと思います。分析もこじつけで強引。願望から生じた単なる妄想になっていると思います。もっと広い視野で現実を見てください。(2008/03/03)

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