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ダメなら「終わり」という緊張感と覚悟

~サッカークラブGM 祖母井秀隆~

  • 茂木 健一郎

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2008年3月4日(火)

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 今回お話をうかがったのはサッカークラブのゼネラルマネジャーをされている祖母井(うばがい)秀隆さん。サッカークラブという組織をいかに強くするか、その基本的な設計に責任を持つ仕事をしておられる。

 ある選手の能力を高めていくために、1つひとつの技術についてあれこれ言うよりも、たとえばライバルとなる選手を連れてくる。そういうことが効くのだと、祖母井さんはおっしゃっていた。これはまさに、自分の人生についてもそうだと思う。個々の技術論よりも、どういうセッティングをすれば自分の人生が伸びるのかを、各人が自分のジェネラルマネジャーになって考えればいいんじゃないかと。

 祖母井さんは、ある仕事や案件に向きあう時、「フィニッシュ」という言葉をよく使われた。通すべき筋を通して、それが適わないならば「フィニッシュ=終わり」と、きっぱりと区切りをつける。その緊張感を持って目の前の仕事に全力を尽くすということが、大事なことだ。

 個人と組織の関係を考える上で、どんな仕事をしていても、どんなやり方をしていても、その組織に定年までいられるというふうになった時、それによって失われるものがあると思う。

 組織に属していないフリーランスで働いている人でも、ある程度仕事をやって何年かたつと、やり方が確立されて巡航状態になってくる。そのままでもずっと仕事を続けていけると思った時に、緊張感が失われると思う。

 要求水準をすごく高く置いて、それが満たされなかったら「フィニッシュ」だという覚悟を持って仕事をしている人がどれくらいいるのだろうか。祖母井さんの仕事は、プロサッカークラブという、ある意味で特殊な世界であるけれど、それが組織にもっともピュアな形で表れている。

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信頼の上にこそ、組織は輝く
NHKの番組サイトへ
NHK総合テレビ
3月4日(火)午後10:00~10:45
・再放送
 総合 毎週火曜 午前1:05~1:49
     (月曜深夜)
 総合 毎週火曜 4:05~4:49
 BS2  毎翌週水曜 午後5:15~5:59
 サッカーの本場ヨーロッパで、ゼネラルマネージャー(GM)として、クラブ作りを任されている日本人がいる。祖母井秀隆(うばがい ひでたか)56歳。GMとは、監督の選定、選手の獲得・放出の判断など、クラブ運営の核となる権限を握るクラブの責任者。
 
 祖母井はかつて「ジェフユナイテッド市原・千葉」のGMとして腕をふるい、限られた予算の中で低迷していたチームをリーグ屈指の強豪へと育て上げた。その過程で、前日本代表監督イビチャ・オシム氏を、自らの人脈と熱意で日本に招聘。その実績が買われ、昨年春、フランス2部リーグ、「グルノーブルフット38」のGMを任された。
 
 強い権限を持つゼネラルマネージャー。だが、仕事で最も大切なのは「信頼」づくりだと祖母井は言い切る。信頼がモチベーションを上げ、チームを輝かせる。どんな組織にも通じるリーダーの極意が、祖母井の仕事にはちりばめられている。
 
 1月は祖母井の正念場。リーグ上位への躍進に向け、選手の移籍が許される1月の1か月間でどこまで選手を補強できるか。常に結果の求められるプロスポーツの世界で闘うGMのマネジメント哲学とは何か。祖母井の組織作りの極意に迫る


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