• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「20分の1の確率で社長になれる」と思ったら…

~日興アントファクトリー 会長兼社長 尾崎一法氏(1)

2008年6月3日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 職業としての「社長」を自ら選び、活躍している人をお招きし、将来、経営層を目指す人々に、自身の経験を語っていただくトークセッション「Road to CEO」。今回は投資ファンド、日興アントファクトリーの代表取締役会長兼社長の尾崎一法氏をゲストに迎えた。

日興アントファクトリー 会長兼社長 尾崎一法氏

 尾崎氏は石川島播磨重工業を経て、日本合同ファイナンス(現ジャフコ)で本格的なMBO(マネジメントバイアウト)業務に携わった後、GEに入社、GEキャピタルの上級副社長を務め、日本初の未公開企業投資部門設立に関与した。2001年4月に、現在の日興アントファクトリーの社長に就任している。

 大学時代の自動車部の思い出、社長を目指して入った石川島播磨での経験、ベンチャーキャピタリストへの憧れが現実になったジャフコでの仕事ぶり、さらにジャック・ウェルチとの出会い、外資のやり方とは違う日本型ファンドの可能性まで、時間ぎりぎりまで語っていただいた。

 司会は日経ビジネスオンライン副編集長の山中浩之と、インディペンデントコントラクター協会理事長を務め、様々な企業経営の現場に立ち会ってきた秋山進氏。テーマ別に5回に分け、火・木曜日に掲載する。

-----------

司会、山中(以下Y) 大学は上智の経済学部。これは「こうなりたい」というものをお持ちで行かれたんでしょうか。

尾崎 家が裕福じゃなかったし、母子家庭でしたから、浪人はできない経済情勢だったので、とにかく1発で入れるところにしようと。早稲田と慶応と上智、あまたあったんですけれども、ちょっと先物買いをしようということで。

Y 先物買い? ちょっとファンドっぽいですね。

尾崎 5カ所ぐらい回り、経営が安定して学校としてのブランドが良くなりそうなのが上智だった。あまり学業のことは考えてなかった。あと、高校が校舎がぼろぼろの学校、しかも男子校だったんです。条件としては共学で、都心で、校舎が新しいということで、国公立はわりと先に落ちまして。

Y 上智では自動車部にいらした。

尾崎 そうです。中学、高校と剣道をやっていたんですけれども地味なんですよ。それで(女の子にも)もてない。かつ、一度「キャプテン」をやってみたいという変な思いがありまして、誰でもキャプテンをやれる可能性があるのは自動車部。18歳で免許を取るまで誰もやれないので、それで入りました。

Y なるほど。もてました?

尾崎 それが、いきなりツナギ(作業服)を着せられ、オイルだらけで、しかも部の車といえばバッテリーがほとんど駄目で、全部押しがけ。自動車部なのにとにかくやたら(足で)走るという。完全に間違えました。

ラリーとベンチャーキャピタルの共通点

司会、秋山(以下A) キャプテンになりたいというのはどういうことですか。

尾崎 キャプテンの立場でなければ「こうするぞ」とかは言えないですよね。誰かが決めたことに従わなくちゃいけない。でもそれは、「人の上に立つ」というためではまったくなかったんですけどね。

Y というと、「自分の好きなことを大人数でやりたい」という?

尾崎 そうですね。ラリー(一般道路を主催が設定したコースに従い一定の時間内に走りきる競技)をやっていたんですけれども、このコースを行って、ここでぐるっと回ってこの時間で帰ってくるという設定をする。ドライバーとナビゲーターの組み合わせというのが重要なんです。この二人は、よく途中でケンカするんですけれども。

Y ご自身はドライバーだったんですか、ナビゲーターですか。

尾崎 ドライバーをやりたかったんですけど、車を持ってない。それでナビゲーターをやっていました。で、ナビゲーターは、ドライバーのマインドコントロールをやらなければいけないんです。

 走らせるときは思い切り褒めあげて、調子に乗せないといけない。ミスコースをしたときは、切れる前にUターンさせないといけないんです。ドライバーって頑固ですから、「いや、絶対見過ごしてない」というのをうまく修正させるという。

A ドライバーを経営者とすると、投資ファンドはナビゲーターですよね。

コメント0

「Road to CEO」のバックナンバー

一覧

「「20分の1の確率で社長になれる」と思ったら…」の著者

山中 浩之

山中 浩之(やまなか・ひろゆき)

日経ビジネス副編集長

ビジネス誌、パソコン誌などを経て2012年3月から現職。仕事のモットーは「面白くって、ためになり、(ちょっと)くだらない」“オタク”記事を書くことと、記事のタイトルを捻ること。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

トップの身の丈が組織の限界を作る。

多田 荘一郎 GEヘルスケア・ジャパン社長兼CEO