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「盆栽」で学んだ、天才の仕事術

~コンデナスト・パブリケーションズ・ジャパン社長 斎藤和弘氏(1)

2008年7月22日(火)

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 職業としての「社長」を自ら選び、活躍している人をお招きし、将来、経営層を目指す人々に、自身の経験を語っていただくトークセッション「Road to CEO」。今回は、出版社、コンデナスト・パブリケーションズ・ジャパン社長、斎藤和弘氏をゲストに迎えた。

コンデナスト・パブリケーションズ・ジャパン社長 斎藤和弘氏

 斎藤氏は東京大学文学部卒業とともに平凡社に入り、雑誌「太陽」編集部に配属、現在は作家となった嵐山光三郎のもとで編集のイロハを学び、その後、 平凡出版(現マガジンハウス)に転職し、「平凡パンチ」「POPEYE」編集部で活躍した。

 1996年「BRUTUS」編集長に就任するや、低迷していた部数と広告出稿を瞬く間に回復させる。その手腕が評価され、2001年、コンデナスト・パブリケーションズ・ジャパンの社長に迎えられ、現在は、同社発行の「VOGUE NIPPON」「GQ JAPAN」の編集長をつとめている。

 東大入学の経緯、出版界を目指した理由から、編集者の原点を叩き込まれた「太陽」時代の逸話、特集全体をひとりの編集者に任せ、広告と編集記事の境目をなくす、という斬新な雑誌“経営”手法、外資企業でうまく仕事をするコツ、私生活や職業観まで、とことん語っていただいた。

 司会はリクルートエグゼクティブエージェントの井上和幸と、インディペンデントコントラクター協会理事長を務め、様々な企業経営の現場に立ち会ってきた秋山進氏。テーマ別に5回に分け、火・木曜日に掲載する。

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司会、井上(以下I) 斎藤さんが出来上がるまでの、スタートあたりからお聞きしたいんですけれども、山形出身の少年が東京大学に入学されて、その後、出版社に行くと。山形にいたころ、今のような世界に行く夢とかイメージをお持ちだったんでしょうか。

斎藤 まったくありません。

I そのころ考えていた職業は?

斎藤 あまり考えてなくて、一番イメージできたのは先生。うちは実家が百姓なんですけれども、それ以外、先生か県庁の役人ぐらいしかないんですよ。私は長男で、姉と妹がいます。300年ぐらいそこに住んでいます。物心が付いたときに、祖父に跡継ぎだと言われていました。

 小学校5年生のときに、晩酌で酔っぱらっている祖父に、またぞろ「跡を継ぐんだぞ」という話をされ、私は初めて「嫌だ」と言ったんです。言った瞬間、投げ飛ばされたわけです。

 うちの祖父は柔道3段で、半端じゃなく強い。その瞬間、「ああ、これ以上これは言ってはいけないんだ」と思ったんです。その祖父いわく「中学までは行かせてやる」と。

I 中学までですか。

斎藤 ええ。中学まで行きました。そこそこ成績がよかったんですよ。そうすると「高校は行ってもいい。ただし農業高校だ」と。姉と妹がいるんですが、姉はなぜかピアノのレッスンでヨーロッパへ行っているんです。あり得ないでしょう。

I それはオーケーなんですね。

“引力”から逃れようと、背水の陣で東大受験

斎藤 「姉はヨーロッパへ行っているのに、なぜ私は農業高校へ行かなきゃいけないんだ」と、普通の進学校に行ったんですね。そこも成績がよかったので、大学の話に当然なります。そしたら祖父は、「行ってもいい。ただし山形大学だ」と。それは困るんですよ、通えるから。「東北大でもいいぞ」と言うんです。仙台ですから、うちから1時間で行けてしまう。これもまずいと。

 だから距離じゃなくて、祖父に「しょうがないな」と思わせなきゃいけないから、どうしても東大でなきゃだめだった。背水の陣で、結局、東大しか受けてないんですけど、入っちゃったんです。じいさんは、「じゃあ、4年間はオーケーだ」と。

I そこは理解があるわけですね。

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「「盆栽」で学んだ、天才の仕事術」の著者

山中 浩之

山中 浩之(やまなか・ひろゆき)

日経ビジネス副編集長

ビジネス誌、パソコン誌などを経て2012年3月から現職。仕事のモットーは「面白くって、ためになり、(ちょっと)くだらない」“オタク”記事を書くことと、記事のタイトルを捻ること。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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