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41歳でコンサルティングに転職、打ちのめされる

~ヤンセン ファーマ社長 関口康氏(2)

2008年9月4日(木)

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 MBAに進んで帰国した関口氏を待っていたのは、なんとコピー取りの仕事。異動を重ねてプロジェクトマネジメントの経験を積んだが、夢見ていた地域開発の仕事は遠のくばかり。思い切ってボストンコンサルティングの門を41歳で叩くが、次の試練が待っていた


ヤンセン ファーマ社長 関口康氏

司会、山中(以下Y) ボストンコンサルティングに転職する経緯をお聞きしたいんですけれども。

関口 香港の仕事を途中で交代になって、日本に帰って。1980年代後半、バブルの時代です。国土法という法律がありますよね。土地があまり早く値上がりしちゃうので、それを抑えようという。その国土法逃れの土地転がしが不動産業界で横行していて、それをやると1日のうちに数億円儲かっちゃう。「これはおかしい。こんな世界に身を置いていていいんだろうか」みたいな思いがあって、たまたまそのとき、臨海副都心とか、さまざまな計画が出てきて、三菱総研とか日建設計とか、そういう大きいところがやっていたんです。そういう計画に商社は入れなくて、都市計画を一旦は目指した私としては非常にフラストレーションがありました。

 「何とか参加できないか」と思っていたとき、日本総研が設立されて、地域開発の責任者を求めていると、私に声が掛かりまして。「これもいいかもしれない。そっちに行こうか」と思って、ボストンコンサルティングの堀さんにご相談しました。

 堀さんから前から誘われていたのをお断りしていたので、その意味も含めて相談したら、「とんでもない。コンサルティングをやるなら、まず俺のところへ来て、しっかり技を身につけろ」と強く言っていただきまして、それで転職したわけです。

41歳でコンサルに転職

Y これが1990年。となると、お年が。

関口 もう41歳でした。

Y 秋山さん、だいたいいくつぐらいで行くんですか、コンサルティング会社って。

司会、秋山(以下A) 20代後半、30代前半ぐらいまで。

Y となると、一緒にいるのは若い人ばっかり?

関口 もちろん。

Y よく踏み切られましたよね。

関口 堀さんは誤解していたんじゃないかと思うんです。僕はベテランのコンサルタントと同じぐらいできると思っていたらしいんですよ。あり得ないですよ。それで「やっぱり康ちゃん、無理だったね」とか言って。

A そんなことを言われるんですか、ひどい(笑)。

関口 ケースリーダーという、1つのチームを率いる仕事を考えていたみたいです。それはさすがに無理ということで、コンサルタントからやらせていただいたんだけれども、大変でした。

Y 一番困られたことって何でしょう。

考えきっていないから、言葉の数が多くなる

関口 最初にやったプロジェクトで、クライアントの話をいろいろお伺いして、まとめる仕事をやっていたんです。自分なりにまとめて出したら、「だめ」と言われて。「まず文字が多すぎる」と。ばさばさ削られるんです。自分が書いた文字が20行あるとすると、だいたい7行ぐらいになっちゃう。

 まずびっくりするのですが、落ち着いてくると「自分の言いたいことをとことん考えきってない」ということがだんだん分かってくるんです。当時はまだパソコンもMacintoshしかないんですよ。そういう中でデータをもらって、分析して何らかの仮説を出してくるという。そういうのは商社では全然やってなかったですから、戸惑いもあったし、自分ができないということにフラストレーションもあった。自信もなくした。

 堀さんがいつも言っていたことは、ワンスライド、ワンメッセージ。スライド1枚に書くメッセージは最大でも10行とかね。その意味がなかなか分からなかった。そういうカルチャーショックの中で、本当にこの業界でやっていけるんだろうかと、自信喪失になりました。

Y それは生まれて41~42年間で初めての経験だったんですか。

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「41歳でコンサルティングに転職、打ちのめされる」の著者

山中 浩之

山中 浩之(やまなか・ひろゆき)

日経ビジネス副編集長

ビジネス誌、パソコン誌などを経て2012年3月から現職。仕事のモットーは「面白くって、ためになり、(ちょっと)くだらない」“オタク”記事を書くことと、記事のタイトルを捻ること。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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