泥亀サバイバル〜金ぴか偉人伝・2
天才の失敗は、歴史が検証する。凡才のサバイバル術は、実践で試される。前回までの「金ぴか偉人伝」では、天才型の経営者、金子直吉を取り上げた。今回の主役、山下亀三郎は、商才は人並み。学問もない。そんな男が、「じぶんは無学文盲で契約書もかけない」とバカのふりをしながら、「早耳」で情報を集め、人脈を築いてのしあがった。スタートは、平凡な、どこにでもいそうな商人にすぎなかった。だからこそ、かれの人生には、現代の閉塞感で縮こまるビジネス界で生き延びる手がかりが隠されているのではないか。評伝の形をとりつつ、かれの「人間学」から現代にも応用がききそうなヒントを毎回抽出してみたい。

1959年愛媛県生まれ。ノンフィクション作家。「人と時代」「21世紀の公と私」を共通テーマとして、政治、経済、近現代史、医療、建築など幅広く執筆。福島県を中心に被災地と永田町、霞ヶ関を対比的に取材。4月初旬、『
からのご案内




