• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

【時代のリーダー】牛尾 治朗・ウシオ電機会長

異分野結ぶ上品なパトロン 縦割り社会の壁を打破

  • 日経ビジネス

バックナンバー

2009年4月2日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。

* * *

1993年2月22日号より

交際範囲の広さにはだれもが驚く。それを生かし、政策当局と学者との橋渡し、異業種の連携などを手伝い、日本社会に活力を吹き込む。若手学者を陰から支援。日本では珍しい「上品なパトロン精神」を持った経済人である。

=文中敬称略(清水 功哉)

牛尾 治朗(うしお・じろう)氏
1931年兵庫県生まれ、62歳。53年東京大学法学部卒、東京銀行入行。カリフォルニア大学大学院留学を経て、64年ウシオ電機を設立し社長に就任。79年会長に就任。経済同友会幹事・諮問委員長なども務める。

 人脈が、これほど豊富な人も珍しいだろう。

 財界、官界、政界はもちろん、学界、芸能界に至るまで、知人の輪が広がる。もう60歳を超えたが、「依然として、毎年100人くらい新しい人間関係が増えている」。目上の人には知恵袋、同年代には相談相手、後輩には指導者として、重宝がられる。

 単に交際範囲が広いだけではない。縦割りの人間関係で動いているとされる日本社会では、それぞれの世界でタコつぼに閉じこもってしまいがち。ところが、牛尾を媒介にすると、異業種、異分野の人がつながってくる。点と点が結びつき、線となり面となり、一つの力が生まれる。そういうユニークな役割を果たしているという意味でも、異彩を放つ経済人である。

 1979年にウシオ電機の社長から会長に就任。それ以降は、エネルギーの半分くらいを外の活動に注いできた。

 例えば、現在も取締役を務める第二電電の設立時(85年)。京セラ、ソニー、セコム、三菱商事といった異業種の企業をうまくまとめる役を果たした。「多くの人をコーディネートしたり、プロジェクトをオーガナイズする術には極めてたけている」と稲盛和夫・京セラ会長は評価する。

学問と実務の世界を橋渡し
大平政権のブレーン作りも

 とりわけ、学問の世界と実務の世界との橋渡しに熱意を見せる。日本の経営者には珍しいタイプだ。

 牛尾の若手財界人としてのデビューは、69年に日本青年会議所会頭に就いたころ。既にこの時から学者との交流は始まっている。日米安全保障条約の延長を控え、現実主義的な立場での安全保障問題の議論が必要だと感じて、全国200カ所で講演会を開催するなどキャンペーンを張った。

コメント0

「日経ビジネスが描いた日本経済の40年」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック