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【時代のリーダー】佐藤 研一郎・ローム社長

横並び排する個性と大胆さ 半導体で大手上回る好業績

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2009年4月3日(金)

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先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。

* * *

1993年3月8日号より

巨額の設備投資と潤沢な人材を投入して生き残りをかける半導体ビジネス。
その中で、中堅でありながら大手を上回る利益率を誇る。
徹底した合理主義と先を読んだ戦術で独自路線を編み出す。

=文中敬称略(樋口 一郎)

佐藤 研一郎(さとう・けんいちろう)氏
1931年3月生まれ、東京都出身、62歳。54年立命館大学理工学部電気学科卒。同年、個人企業として東洋電具製作所を設立、58年株式会社組織に変更、社長に就任。81年ロームに社名変更。91年、音楽財団ローム・ミュージック・ファンデーションを設立、理事長に。

 昨年11月、NECとロームが半導体分野で業務提携すると発表し、業界を驚かせた。世界で1、2位を争う大手半導体メーカーのNECが、売上高が2000億円に満たない中堅半導体メーカーのロームと組む、という企業規模の違いだけではない。提携の内容がかなり踏み込んだものだったことに驚きの声が上がった。

 先端技術を使った1メガビットSRAM(記憶保持動作が不要な随時書き込み読み出しメモリー)や256キロビットSRAMを、ロームがOEM(相手先ブランドによる生産)でNECに供給する一方、64キロビットSRAMの製造権をNECがユーザーも含めてロームに委譲する。さらに、ロームが得意とするアナログとデジタル両方式が混在する半導体を、将来のマルチメディア時代に備え両社で共同開発を検討する――というもの。

 4年越しの交渉を担当したNECの羽田祐一取締役は「ロームの技術力や生産能力は優れている。それが提携の理由」と語ると同時に、「佐藤社長はオーナー社長だが、決してワンマンではない。しかも部下が生き生きとしていて明るい。信頼に足る会社。佐藤社長と互いに信頼できる人間関係を築けたことが提携実現の大きな要因だった」と振り返る。

 大手半導体メーカーが、半導体不況で採算が大幅に悪化、赤字事業に転落するところが出る中で、ロームは1992年3月期に過去最高益を記録。93年3月期は売上高、経常利益ともやや落ちるが、売上高経常利益率で7%を見込むなど、業界の中でも群を抜く業績だ。ここに至るまでの道のりは、決して平坦(へいたん)ではなかった。

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