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【時代のリーダー】和田 繁明・西武百貨店社長

百貨店経営のシステム化を進める 「常在戦場 発想大局」の大号令 スーパー・DS射程に意識改革

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2009年4月14日(火)

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先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。

* * *

1994年7月18日号より

入社以来、常に改革、革新の現場を歩いてきた。
約10年前、左遷と大病という二重の挫折を味わう。
しかし改革の実績を買われ、古巣の西武百貨店に乗り込んだ。
スーパー流のチェーンオペレーションの導入に奔(ほん)走する。
心臓に不安を抱えながら、経営再建を目指す。

=文中敬称略(田村 俊一)

和田 繁明(わだ・しげあき)氏
1934年東京都生まれ、60歳。57年早稲田大学政治経済学部卒業、同年西武百貨店入社。69年取締役、72年常務。83年レストラン西武(現・西洋フードシステムズ)社長に就任。92年西武百貨店会長兼西洋フードシステムズ会長(現職)。西武百貨店の役員一斉降格を自ら断行、93年西武百貨店社長に就任。

 ちょうど10年前、和田繁明は心筋梗塞(こうそく)で倒れ病院に担ぎ込まれた。西武百貨店常務からレストラン西武(現・西洋フードシステムズ)社長に転出してまもなくのことだ。5日間もの間、危篤状態に陥った。

 1カ月間のリハビリ生活を経て会社に復帰したものの、「今でも心臓が痛むことはよくある」と言う。だが、はた目には大病の跡はほとんど見えない。酒は人並みに飲むし、好きなゴルフにもよく行く。

 昨年の暮れには、友人であるオンワード樫山社長の馬場彰とグアムにトローリングに出かけ、30分もかけて80cmのカツオを釣り上げた。「激しい運動は体に良くないんだけど、夢中になってしまった。また医者に怒られたよ」と苦笑いする。

 和田には、仕事でも遊びでも夢中になると我を忘れてしまうところがある。

「個性だけでは客に見放される」
西武の持ち味を全面否定

 「常在戦場 発想大局」--。今年の年明け、西武百貨店の役員会議室や各オフィスにこんな毛筆のポスターが張り出された。もちろん社長である和田が指示したものだ。

 そこに込められた和田のメッセージを意訳すればこんな風になる。「常に戦場にいるような緊張感を持って会社全体のことを考えてほしい」。同時に、これは「本当の改革は今年から」と語る和田の決意表明でもあった。

 その決意のほどを、その後の行動ではっきり示した。春闘を控えた今年2月、和田は組合側に「ベアゼロ、定昇2分の1」という厳しい賃上げ案を提示、押し切ってしまった。

 今回の春闘は、妥結額の低さはもちろんのこと、その手続きも異例だった。通常なら、組合から要求があって初めて経営側が回答を示す。今回は全くの逆。労使協議会の場で「本当に経営は苦しい。再建のためにはこの賃上げで我慢を」と和田が賃上げ案を提示した。

 「藁(わら)人形にしてクギを打たれているかもしれないな」。和田は1年ほど前、親しい友人に冗談めかしてこう漏らしたことがある。自らそう言うほど和田の改革は徹底している。会長就任早々の1992年8月には、自社批判の書である「西武百貨店白書」を執筆、社内外に発表するという異例の措置をとった。

 医療機器架空取引事件など不祥事が相次いだことに対しては、責任を取るため、自らを含めた役員全員を降格させた。

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