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【時代のリーダー】大平 喜信・雪国まいたけ社長

マイタケを大量生産し全国展開する 温和さに秘めた起業家精神 周囲への反発バネに事業拡大

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2009年4月21日(火)

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先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。

* * *

1995年7月24日号より

マイタケの生産で全国の70%を占める“小さな大企業”を築く。
小柄な身体と温和な態度の中に起業家精神を秘める。
独立の成功を信じなかった周囲への反発が飛躍の原点。
昨年は株式上場を果たし、事業拡大のピッチを上げる。
マイタケに次ぐ新規商品の開発が新たな夢。

=文中敬称略(酒井 耕一)

大平 喜信(おおだいら・よしのぶ)氏
1948年2月4日新潟県生まれ、47歳。63年3月六日町立五十沢中学校卒。地元の電機部品メーカー勤務や農業従事などを経て、75年大平もやし店を創業。83年雪国まいたけを設立。95年3月期の売上高は85億2400万円、経常利益17億200万円。92年には社団法人ニュービジネス協議会からアントレプレナー大賞部門の最優秀賞を受ける。1日5キロメートルのランニングが健康法。家族は妻と子供2人。 (写真:石河 行康)

 今年5月16日、新潟県の税務署は1994年の申告所得額が1000万円を超える県内の高額納税者を発表した。1位はヨネックス会長の米山稔。そして2位に雪国まいたけ社長、大平喜信の名前があった。納税額は約1億3000万円。昨年の発表では「ずっと下の方に名前があった」(大平)のが、一気に上位に顔を出したのは94年3月に雪国まいたけが新潟証券取引所の地域産業育成部に上場したことによる。上場時の持ち株の売り出しだけで、大平は2億6000万円を手にした。

 「株式上場といっても地元の人はピンとこない。こっちの方が私の事業がうまくいっていることをわかってもらえる」。2位の感想を聞くと、大平は軽く笑顔を見せながらこう話す。

 身長159センチメートル、体重53キログラムの大平は、一見気のいいおじさんといった感じだ。温和な態度を保ち、人を威圧する雰囲気は少しもない。

 だが、話題が仕事になるとたちまち表情が変わる。目を大きく開き、口からは威勢のいい言葉がポンポン飛び出す。「不可能を可能にする」、「妥協は絶対にしない」――。身振り手振りを交えて話す姿は、自信満々。だが、どこか自分を鼓舞しているようにも映る。

 大平が人口3万人の街、新潟県六日町で設立した雪国まいたけは、マイタケの生産で全国70%のシェアを誇る。昨年、全国で人工栽培されたマイタケは推計で1万4000トン。うち1万トンは同社が生産した。売上高85億円ながら、地方から生まれたユニーク企業の急成長ぶりは全国的な話題にもなっている。

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