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【時代のリーダー】中村 雅哉・ナムコ会長兼社長

名門「にっかつ」の事業管財人 CG映画製作は「自己表現」 我の強さがエネルギー源

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2009年4月23日(木)

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先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。

* * *

1996年3月25日号より

「にっかつ」の再建を担うが、別の倒産企業の管財人にも名乗りを上げた。
邦画の名門の再建だけでは飽きたらない、どん欲な事業家。
にっかつの更生計画作りは大詰め。だが早くも、心は新作映画に向かう。
一方で、たたき上げの創業経営者ならではの“がめつさ”がある。
起業家の“同志”には温かい、親分肌の面もある。

=文中敬称略(水野 裕司)

中村 雅哉(なかむら・まさや)氏
1925年12月24日、東京都生まれ、70歳。48年に横浜工業専門学校(現横浜国立大学工学部)を卒業。家業の空気銃修理業を手伝った後、55年に中村製作所を創業、社長に就任。77年、ナムコに社名変更。90年6月に会長が就くが、92年4月から社長も兼務。歴史家ホイジンガが著書『ホモ・ルーデンス』で説いた、「人間は遊ぶ存在」という考え方がモットー。社団法人日本アミューズメントマシン工業協会名誉会長、社団法人日本コンピュータ・グラフィックス協会副会長。 (写真:清水 盟貴)

 「あれは真面目な意味で『道楽』なんだ」--。

 ナムコの創業者で会長兼社長の中村雅哉は、あっさり言う。倒産会社の再建を指しての大胆な発言だ。

 中村は1993年9月に邦画の名門、にっかつの事業管財人に就任。続いて今年2月には新聞報道で、昨年11月に会社更生法の適用を申請したハロゲンランプメーカー、フェニックス電機(兵庫県姫路市)の事業管財人に名乗りを上げていることが表面化した。

 にっかつの再建は、ナムコにとって比較的身近だ。ナムコがゲーム機・ゲームソフト事業で培ってきたコンピューターグラフィックス(CG)技術を、次世代の映画製作に生かせるからだ。中村の再建支援はナムコを発展させるための仕掛け作りになり、中村が再建役を買って出たのはうなずける。

 しかし、一般照明用、自動車用のハロゲンランプを製造販売するフェニックス電機は、ナムコにとって畑違いだ。はた目には「やみくもに」会社再建に手を染めようとしていると見える。

経営の厳しさを楽しむ「道楽」

 ただ、中村なりの哲学は明確だ。「道楽」とは文字通り、「道を楽しむこと」。倒産会社の立て直しという、自分の能力が厳しく試される立場に自らを置き、経営の世界を楽しむのだという。だから「真面目な意味で」とただし書きを付ける。会社再建を「おカネをつぎ込む趣味や遊蕩」という一般的な意味の「道楽」と言っているわけではない。

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