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【時代のリーダー】酒井 秀樹・ヒロセ電機社長

不況知らずの電子部品メーカー率いる 「謙虚にして緻密」貫き企業永続の使命に賭ける

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2009年4月27日(月)

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先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。

* * *

1996年5月13日号より

多極コネクターで好業績を続けるヒロセ電機の異能経営者。
工業高校卒。学歴のハンディをバネに37歳で社長に就任。
従業員30人の零細企業を国内有数の部品メーカーに育て上げる。
「部品メーカーは謙虚でなければならない」が持論。
先代・広瀬銈三の遺志を継ぎ、企業永続に人生を賭ける。

=文中敬称略(鈴木 信行)

酒井 秀樹(さかい・ひでき)氏
1934年2月東京都生まれ、62歳。都立港工業高校卒業後、広瀬商会製作所(現・ヒロセ電機)に入社。入社と同時に技術部を創設。60年、技術部長。66年、取締役に就任。68年、前社長病気療養により、事実上社長代行。70年、常務。71年、社長に就任。趣味は読書。(写真:清水 盟貴)

 コネクターメーカー、ヒロセ電機の社長、酒井秀樹は公の場にめったに顔を出さない。

 同社は知る人ぞ知る超優良メーカー。96年3月期の決算予想は売上高が前期比17%増の605億円、経常利益が同じく17%増の116億円。パソコンメーカーの在庫調整で厳しい局面が続くコネクター業界にあって、過去最高益を更新する。

 収益力、安定性も、部品メーカーとは思えない高さ。過去10年の利益率は売上高経常利益率、同営業利益率ともに20%前後を確保、ROE(自己資本利益率)も7~15%と製造業平均の2~3倍の水準を保つ。

 なぜ、景気変動の激しい電子部品、それも単価の低いコネクターの分野で、これほどの高収益を続けられるのか。

 この不況下、好業績を続ける部品メーカーの社長に取材申し込みや、講演会の依頼は連日後を絶たない。が、そのたびに酒井は断り続ける。

 「取材を受けたら、『ヒロセ電機、高収益の秘密』とか『絶好調』とか書かれるでしょう。会社が優良と言われるのはうれしいが、得意先の多くは不況で苦しんでいる。お客様にいい感情を与えないことはやるべきではない」

新製品開発もすべて社長が決済

 部品の町、東京・品川区の目黒川沿いで生きてきた酒井は、他の部品メーカーが些細なことでセットメーカーとの関係を損ね、消えていった現実を数多く見てきた。

 「部品メーカーは謙虚でなければならない。この商売の基本。会社がどんなに大きくなってもそれは変わらない」

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