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【時代のリーダー】大迫 忍・ゼンリン社長

住宅地図のガリバー企業築いた 学生時代から“モーレツ社員” 電子化地図で新境地開く

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2009年4月30日(木)

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先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。

* * *

1996年11月25日号より

詳細な住宅地図を武器に、9月に大証・東証2部に上場を果たす。
学生時代から家業を手伝い、成長を支えてきた2代目社長。
カーナビソフトをはじめ電子地図へ投資、「紙」からの脱皮狙う。
「4年後に社長引退」を公言、社員の奮起を促す。
「大迫抜き」でも強いゼンリンを築けるか、重い課題を抱えている。

=文中敬称略(酒井 耕一)

大迫 忍(おおさこ・しのぶ)氏
1945年8月中国・北京市生まれ、51歳。68年中央大学文学部卒業後、善隣出版社(現ゼンリン)入社。74年取締役、80年社長就任。高校時代は柔道部、大学時代は日本拳法に励み2段を取得したスポーツマン。趣味は5段の腕前を持つ囲碁だが、ストレス解消法は愛車のホンダ「NSX」でのドライブと、「投資金額は内緒」という競馬。競走馬を35頭保有している。 (写真:倉光 潔)

 身長180センチメートル、口調も穏やかな大迫忍は、誰の目から見てもスマートな紳士だ。実際、社内で「大声で怒鳴った姿を見たことがない」との声は多い。

 しかし、このところ大迫の表情は険しい。9月に東証2部と大証2部へ同時に上場した際に開いた証券アナリスト向け説明会のことである。

 「経営が甘くなっている」。大迫はこう口にした。アナリスト向け説明会といえば、会社の将来性をアピールする場である。それにもかかわらず、あえて心境を吐露したのは、大迫の胸に危機意識が芽生えていたからだ。

 「社長をかれこれ16年もやったことで、独善的になってきたから」と、大迫は真意を明かす。

 「最近、役員会でもモノ言いがきつくなって、私に反論できないムードができている。家でも妻に『お父さんは勝手よ』と怒られる回数が増えた。昨年、胃の手術で入院して体力が落ちたからイライラしているのかもしれない。もっと現場の声を引き上げて、徹底的な議論をしたい。私の存在ばかりが目立つようではいけない」

4年後の引退宣言、後進に託す

 ゼンリンは今、明確な経営目標を抱えている。2000年に電子地図の売上高の比率を50%にまで高め、新しい収益基盤を築いたうえで東証1部に上場することだ。大迫はそれとともに社長を退任することを公言している。

 大迫が「経営の甘さ」にこだわるのは、社長退任までの時間の制約があるなかで社員が積極性を持って目標に邁進するためである。

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