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【時代のリーダー】平野 和男・大同生命保険社長

高齢化社会で通用する資産運用会社への脱皮目指す 企業年金向け配当で業界トップに 若手の意見活用し外資系迎え撃つ

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2009年5月12日(火)

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先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。

* * *

1998年1月19日号より

1991年以降進めてきた資産リストラが収穫期に入ってきた。
企業年金向け配当では業界トップ、健全経営でも先頭集団に。
かつての内紛、経営危機の教訓生かし、若手の意見を経営に積極活用。
改革は道半ば。現場の奢り抑え、第2の経営改革に取り組む。
競争相手は外資系。高齢化社会に向けた資産運用会社への脱皮目指す。

=文中敬称略(毛利 靖子)

平野 和男(ひらの・かずお)氏
 1932年11月30日岐阜県生まれ、65歳。55年3月神戸大学経営学部卒。同年4月、大同生命保険入社。78年取締役。82年常務。85年専務。88年副社長。90年副会長。92年に再び副社長に。94年7月社長就任。
 家族は夫人と2女。趣味はオペラ鑑賞、囲碁、書道、油彩画など多彩。
 写真は東京の社長室に飾ってある自筆のもの。歴代の歌舞伎の名優を描いた。今は、昨夏に訪問してまぶたに焼き付いた中国・敦煌の仏像の絵を制作中。描き出すと3カ月くらいで集中して描いてしまう。 (写真:清水 盟貴)

 「資産運用会社としてビッグバンの本選で勝ち抜くためには、保有株式の銘柄の中身をもっと入れ替えないといけないな」

 1997年末の経営会議の席上、資産運用部門から提出された売却候補の銘柄の表を見て、大同生命保険社長の平野和男はこう、つぶやいた。一覧表には、古くから保険販売などを通じ同社との付き合いの深い企業や、大同生命が大株主に名を連ねている企業の名前も含まれていた。だが、このところの株式相場低迷で、そういった“義理”がらみの政策投資銘柄の株価下落が、業績の足かせになっている。

 「先方の企業には、株式売却を了解いただけるよう、私から謝りに行く。1カ月以内に最終的な売却対象銘柄と株数を現場で決めるように」。平野はこう、指示した。

 「今はたまたま、幸運が重なって褒められているだけ」。最近の平野の口癖だ。

 大同生命は業界他社に先駆け、91~92年に、投資利回りの向上が期待できない政策投資株を次々に市場で売却し、運用資産の収益力を改善してきた。総資産に占める株式の比率は97年9月末時点で8.6%。89年度末の半分近い水準に低下した。おかげで97年度は、企業年金のうち、最低保証利回り付きの一般勘定契約で生命保険業界最高の配当を出すまでになった。

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