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【時代のリーダー】大竹 美喜・アメリカンファミリー生命保険会長

がん保険シェア9割の生保を育てた 気持ちは常に「ゼロからの出発」 万人を指導者とみなし異才磨く

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2009年5月15日(金)

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先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。

* * *

1999年5月31日号より

がん保険市場でシェア9割を握る外資系最大の生保会社の創業者だ。
痴ほう介護保険など他社とは一線を画した商品づくりにこだわる。
成長に次ぐ成長を遂げても、気持ちは常に「ゼロからの出発」。
「己が己に溺れてはおしまい」と、万人を自らの指導者とみなす。
幅広い人脈から得た知恵を生かし、次世代の人材育成に情熱を傾ける。

=文中敬称略(酒井 綱一郎=ニューヨーク支局長)

大竹 美喜(おおたけ・よしき)氏
1939年5月広島県生まれ、60歳。60年広島農業短期大学(現広島県立大学)卒業。同年米国に留学。63年に帰国。AIUの営業マンを経て、74年アメリカンファミリー生命保険を設立し、副社長。86年社長。95年から会長。92年から米持ち株会社取締役。ニュービジネス協議会副会長など24の社外役職を務める。著書は『これでいいのかニッポン』など4冊。 (写真:清水 盟貴)

 昨年の1月、米ジョージア州にあるアメリカンファミリー生命保険(略称アフラック)の米国本社から奇想天外な指示が飛んできた。

 「よその会社が当社を攻撃し、つぶそうとしたらどういう方法があるか」

 アフラック日本社の幹部にリポートの提出が義務付けられた。

 その前年の97年、日本社の業績が悪かったわけではない。3月に総資産は2兆円を突破。米本社への資金送金額は過去最高に達した。その年の本誌12月 15日号でアフラックは収益力、安定性、資産運用力の財務力で総合ナンバーワンに選ばれ、米国本社がわざわざ年次報告書に明記したほどだ。

 なのに「会社をつぶせ」である。

 現状に満足せず、足元を見直せ。米国本社から出た指示だが、この考えは、日本社の創業者で会長の大竹美喜が一貫して持ち続けてきた信念である。

 アフラックは、創業当初から凄まじい早さで総資産を増やしてきた。総資産が1000億円を超えるのに8年というのも驚きだが、1兆円を2兆円にするのに5年しかかかっていない。保有契約件数では日本生命保険に次ぐ。

「優良と言われることが一番危ない」

 アフラックの成功については様々な理由が挙げられる。がん保険という日本の生保業界に存在しなかった商品に特化し、この分野で9割のシェアを維持してきたこと。当初から米証券取引委員会(SEC)基準の会計制度を導入し、不良債権が一切ないこと。成功の要因を挙げれば、キリがない。

 しかし、その根底には、大竹が訴え続けてきた「常にゼロからの出発」という方針があったればこそだ。

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