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【時代のリーダー】西室 泰三・東芝社長

走り続ける改革者 赤字転落の危地でも恐れず次の一手 地道な粘りと軽いフットワークに期待

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2009年5月25日(月)

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先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。

* * *

1999年10月25日号より

連結予想の赤字転落で、就任4年目にして大きな試練を迎えた。
分社化、不採算事業の切り離しなど一連の改革で一定の評価。
米国流の経営手法のモノ真似ではなく、東芝流を目指す。
提携交渉などでは、粘り強さを発揮し、自らが先頭に立って動く。
成長ビジョンを確立するためにも、一層の改革へと挑戦を続ける。

=文中敬称略(藤田 宏之)

西室 泰三(にしむろ・たいぞう)氏
1935年12月生まれ、山梨県出身、63歳。61年、慶応義塾大学経済学部卒業。同年4月、東芝に入社。65年に米国赴任、東芝アメリカ立ち上げにセールスマネジャーとして参加。68年に帰国。71年に再度渡米し、合わせて14年間駐米する。その後、電子部品、半導体、家電、パソコンなどの事業を担当、 92年に取締役に就任。94年常務、翌年専務。96年に社長に就任し、現在に至る。 (写真:清水 盟貴)

 「リストラの結果が出る頃には、おまえは任期切れで社長ではないかもしれない。一番つらい立場だががんばれよ――泰三にはそう話している」と語るのは、東芝社長、西室泰三の実兄である月島機械の会長、黒板行二だ。

 「東芝のような大会社では、改革の結果が出るまでには時間がかかる。しかし、今の時代、経営者は結果ですべて評価される。その意味では、弟の置かれた立場は本当に厳しい」(黒板)

 西室が社長に就任して4年目のこの秋、経営者としても先輩の兄からの忠告は身に染み入ったに違いない。

 「見方が甘かったという批判は、甘んじて受けなければならない」

 9月13日、下方修正を発表する会見の席では、ふだんは明るく前向きな印象の強い西室も、さすがに苦渋の表情を見せた。2000年3月期の連結決算で、 5月段階の予想の250億円の最終利益が一転、150億円の赤字に転落する見通しとなったからだ。半導体メモリーの価格下落が大きな原因だった。

改革を支えるはずの基幹事業が…

 巨大な発電プラントから小さな電子部品まで、大きく分けて100以上もある事業の半分が赤字という東芝の中で、パソコンと半導体という2つの事業は、リストラを支える収益の柱だった。その一方が足を引っ張ったのだ。

 この事態について西室は言う。「半導体の不振は一時的なもの。今年後半には着実に盛り返している。とはいえ、見込み違いは完全に自分の失敗。11月、 12月は、講演会やシンポジウムなど、社外での活動を削って、半導体、パソコンに次ぐ新たな成長の柱を考える時間を作り出したい」。

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