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【時代のリーダー】金川 千尋・信越化学工業社長

世界一の塩ビメーカーを育てた 24時間戦う「仕事の鬼」に心境変化 ダイオキシン問題では社外活動も

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2009年5月26日(火)

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先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。

* * *

1999年11月15日号より

仕事への厳しい執着心と徹底した合理主義で社内をまとめ
信越化学を世界一の塩ビメーカーに育てた。
米国企業を相手に一歩も引かぬ交渉力も見せる。
73歳になった今も1日24時間、仕事を追いかけているが
業界活動に乗り出すなど心境の変化も垣間見られる。

=文中敬称略(伊藤 暢人)

金川 千尋(かながわ・ちひろ)氏
1926年3月15日韓国・大邱市生まれ、73歳。50年に東京大学法学部を卒業し、極東物産(現三井物産)に入社した。62年信越化学工業に移り、70 年海外事業本部長、76年常務、79年専務、83年副社長を経て、90年に社長に就任。今年に入り米国で塩ビの新工場建設に着手し、欧州でも買収計画を打ち出した。社長室の小田切元社長から贈られたランを大切にしている。

 信越化学工業社長の金川千尋は、JR東京駅を見下ろす本社で、自らの経営哲学についてこうまくし立てた。

 「結果を出すのが我々の仕事だから、いかに名論卓説を吐いたって、結果が悪ければダメなんですよ。100の話より1つの実績。円高や原料高などの逆風もある。結果を出すのは決して容易ではないが、そのためにどうしたらいいか一生懸命考えているわけです」

 金川の言う通り、信越化学は「弱い」と言われる日本の化学業界で、世界に伍して戦っている数少ない会社だ。グループで見れば、汎用樹脂の塩化ビニールや半導体の原料であるシリコンウエハーで世界一のシェアを持つ。

 業績も伸びている。単独では5期連続の増収増益、連結純利益では6期連続の増益。1999年3月期の連結売上高6427億円のうち、海外分が53.7%を占めており、日本で数少ない「国際優良銘柄」と呼ばれている。その手腕を評価された金川は、今春、米有力化学業界誌の表紙を飾った。

 しかし、金川は信越化学の今の好調ぶりに決して満足していない。73歳になってなお、その仕事ぶりは、鬼神にも迫るほどだ。

契約書の一言一句まで精査

 毎朝7時過ぎに出社すると、世界各地から届いたファクシミリに目を通す。信越化学の海外事業部の社員は交代で本社近くのホテルに泊まり、朝6時ごろから出社してファクシミリの整理や要約をして金川の出社に備える。

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