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【時代のリーダー】角川 歴彦・角川書店社長

メガソフトウエア・パブリッシャーを目指す 「最初が妙手」将棋で鍛えた勝負勘 復帰前1年の苦労を糧に会社を救う

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2009年5月27日(水)

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先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。

* * *

2000年1月10日号より

映画やインターネット事業に進出する一方、国際メディア企業とも資本提携。
兄、春樹との対立で社を追われたが、復帰して経営を軌道に乗せた。
将棋で学んだ勝負勘と「最初が妙手」の原則を武器に
異業種とも積極的に提携、大手出版社に伍す第3勢力結集を狙う。
日本の出版界の構造改革に最も心を砕く出版人でもある。

=文中敬称略(降旗 淳平)

 2000年に創業55年目を迎える角川書店はこの1、2年、老舗出版社とは思えない積極果敢な経営ぶりを展開している。社長を務める角川歴彦(56歳)の指揮の下、未来への布石を次々に打っているのだ。

デジタル時代へ着々と足場築く

角川 歴彦(かどかわ・つぐひこ)氏
1943年9月1日東京都生まれ、56歳。66年早稲田大学第一政治経済学部卒業後、父、源義の起こした角川書店に入社。73年取締役、75年専務、92 年6月副社長へ就任。92年9月兄、春樹との路線対立が一因で辞職。93年2月メディアワークスを起業、社長に就く。93年9月兄が不祥事で辞任し、角川書店に復帰、10月に現職に。妻、裕子と2人暮らし。 (写真:原川 満)

 1998年11月には株式を上場(東証2部)。99年も、5月に主婦の友社、メディアワークス、同朋舎、ローカス、アシェットフィリパッキ・ジャパンという中堅出版社5社と角川グループを結成。物流と営業、情報システムの統合を進め、講談社や小学館などの大手出版社を追撃する体制を整えた。

 次いで9月には台湾でエリア情報誌「台北ウォーカー」を創刊。21万部を発行し、同社の国際展開に弾みをつけた。そして10月には、ドイツに本社を置き、連結売上高約1兆8000億円を稼ぎ出す国際的な出版・メディア大手のベルテルスマンと資本提携(最大3%の出資を受け入れる)。ベルテルスマンの力を借り、日本ばかりでなくアジアでも共同で事業展開する道筋をつけた。

 更に、異業種である東芝などと共同で、映像ソフト制作会社のトスカドメイン(東京・千代田区)やデジタルコンテンツ制作・配信会社の角川インタラクティブ・メディア(東京・千代田区)などの新会社を次々に設立。インターネットのポータル(玄関)サイト「ライコス」を運営するライコスジャパン(東京・千代田区)にも出資して、来るべきデジタル時代への足がかりを築き上げた。

 これらの動きの目指す先は、「アドバンスト・メガソフトウエア・パブリッシャー」。デジタル時代の到来と通信ネットワークの発達を背景に、小説やコミックにとどまらず、映画、ゲーム、エリア情報、生活情報など数多くのコンテンツを取り揃え、それらを映画館やテレビ、ビデオ、インターネットなど様々なメディアで多重活用しながら、国内外に幅広く発信していこうという新しい“業態”だ。

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中村 克己 元ルノー副社長、前カルソニックカンセイ会長