• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

【時代のリーダー】樋口 廣太郎・アサヒビール取締役名誉会長

幸運の女神に愛された経営者 運を逃さぬ経営の奥義は「損切り」 環境変化に惑わされず自分流貫く

  • 日経ビジネス

バックナンバー

2009年5月28日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。

* * *

2000年2月7日号より

経済戦略会議の議長、ナスダック・ジャパン世話人会の代表…。
主な役職だけで20を超える“売れっ子”は、今も多忙な日々を送る。
自ら「幸運な男」と言う樋口は事実、常に幸運の女神に味方されてきた。
その経営手法の根幹にあるのは「損切り」。運を逃さぬ奥義と言える。
剽軽な身ぶりに潜む本質は、リスクを巧みに回避する慎重さである。

=文中敬称略(今井 丈彦)

樋口 廣太郎(ひぐち・ひろたろう)氏
1926年1月25日京都生まれ、74歳。49年京都大学経済学部を卒業し、住友銀行に入行する。73年取締役、75年常務取締役、79年専務取締役、 82年副頭取を歴任。86年にアサヒビール顧問から社長に就任。社長在任の6年間にアサヒビールは売上高3.1倍となった。『知にして愚』(祥伝社)、『つきあい好きが道を開く』(日本経済新聞社)、『人材論』(講談社)など著書は二十数冊。 (写真:小嶋 三樹)

 アサヒビール名誉会長の樋口廣太郎は、第一線の経営者を退いた今も現役時代と同様か、あるいはそれ以上に忙しい毎日を送っている。朝は大体5時半くらいに起きる。英字新聞を含めて6~7紙に目を通し、早い時には7時半前にオフィスに顔を出す。会議や会合、視察、講演などの仕事をこなし、帰宅はいつも夜の 11時ころになる。

 土、日も完全なオフになることはほとんどない。樋口は2002年ワールドカップサッカー大会日本組織委員会の特別顧問や日本アメリカンフットボール協会のコミッショナーを務めているので、サッカーやアメリカンフットボールの試合を見に行くこともしばしばだ。プロ野球の試合にも頻繁に足を運ぶ。昨年は12 球団すべての球場で試合を観戦したという。3回裏まで試合を見て席を立ち、球場内の販売店に顔を出して「(アサヒビールを売っていただいて)ありがとうございます」と販売員たちに声をかけたのである。

役職20以上の“超売れっ子”

 樋口は2000年1月で74歳になった。その彼がここまで多忙な日々を送っているのは、数多くの役職をこなしているからである。まず、小渕恵三首相の諮問機関である経済戦略会議の議長を務めている。就任は1998年8月のことだ。99年12月下旬、答申実現へ向けた意見書を首相に提出した。

 99年10月にはソフトバンク代表の孫正義に強く頼まれ、ナスダック・ジャパンの設立世話人会の代表に就任した。世話人会は財界人で構成し、「新市場創設に向けて経済界からの声を取り入れ、構想に弾みをつけるのが狙い」(孫正義)だという。樋口はまた、ナスダック・ジャパンの基本方針や上場基準などの大綱を決める日本ナスダック協会の会長就任も孫から要請されている。「まあ、ナスダックがらみの役職は1、2年で辞めますよ。だって、ナスダックが出発したら、僕はもういらないんだからね」(樋口)。

コメント0

「日経ビジネスが描いた日本経済の40年」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

意外なことに、伝統的な観光地が 訪日客の誘致に失敗するケースも 少なからず存在する。

高坂 晶子 日本総合研究所調査部主任研究員