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【時代のリーダー】丹羽 宇一郎・伊藤忠商事社長

ネットビジネスで突っ走る商社のトップ コンビニ買収、特損処理に剛腕発揮 「暴挙」すれすれの決断で改革貫く

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2009年5月29日(金)

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先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。

* * *

2000年4月3日号より

ネットビジネスの取り組みで商社業界の先頭を走る伊藤忠商事。
牽引役は攻めに守りに驚くほど大胆な采配を振る行動派の社長だ。
1350億円を投じたコンビニ投資や、3950億円にも及ぶ特損処理など、
一歩間違えれば、会社を潰しかねない決断を平然とやってのける。
恐らく日本で一番強気な赤字会社の社長ではないか。

=文中敬称略(山川 龍雄)

丹羽 宇一郎(にわ・ういちろう)氏
1939年1月29日名古屋市生まれ、61歳。62年名古屋大学法学部卒業後、伊藤忠商事入社。主に油脂、飼料など食品畑を歩んだ後、90年に商社の「参謀本部」と呼ばれる業務部長に就く。92年取締役、94年常務、96年専務、97年副社長、98年4月に社長に就任。書店の家に生まれたせいか、読書好き。小さい頃には、売り物の本を手垢を付けずに読んで、棚にそっとしまうのが日課だった。 (写真:村田 和聡)

 「人の評価とは時間とともにこんなに変わるものか」

 今年2月8日、東京・青山の伊藤忠商事本社22階ホールで報道関係者向けの懇親会に出席していた社長の丹羽宇一郎は、2年前の決断に思いを馳せ、そんな感慨に耽っていた。

 「ファミリーマートをあの時、買ってよかったですね」。記者からこんな質問が飛んだからだ。

 ちょうど懇親会が行われる数日前、三菱商事が丸紅との争奪戦の末、1700億円の巨費を投じてローソン株の20%をダイエーから買い取ることを決めた。おのずと懇親会場ではそのことが話題になった。

 「僕には、あの値段で買う度胸はないよ」。ローソン株の取得について、感想を求められた丹羽は、こう漏らした。それは2年前、自分がファミリーマート株取得を決めた時、批判的だった報道関係者に対する、せめてもの抗議の表れだったのかもしれない。

社内外の風圧にも決意揺るがず

 伊藤忠が東京シティファイナンスの不良債権問題に悩む西友から、1350億円でファミリーマートの株式の30%余りを取得したのは1998年2月。これを周囲の反対を押し切って、進めたのが当時副社長の丹羽だった。今なら電子商取引のインフラとして注目を浴びるコンビニに多額を投じようとしても理解は得やすい。しかし当時は違う。丹羽に対する風圧は強かった。

 98年2月の新聞は「未来への英断か、将来に禍根残す暴挙か」と報じた。それほど、伊藤忠の行動は奇異に映った。何しろタイミングが最悪だった。

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