働くアラフォーの女友達の昨今のあがきを見ていると、身につまされる。
子供を産むか産まないか。いや、産めるのか産めないのかへの挑戦だ。
アラフォーでかろうじて結婚できたとしても、既に時間の猶予はない。それがほしい人にとっては、のんびり子作りではなく、早急な対応を迫られる。
若年結婚では、“子作りに頑張る”は、セックスを指すが、アラフォー婚では、“子作りに頑張る”とは、不妊治療をも指すことになる。
バリバリキャリアウーマンの40代は、そもそもが頑張り屋さんであることが多い。これまで仕事を頑張って今の地位を築いたと同様、子作りも頑張ったとして、果たして、仕事のように成果がともなうかどうかは、神のみぞ知る、だ。
高度不妊治療へと駆け込んだ場合、既に職場での高い責任を負うキャリアウーマンにとって、そこに時間を拘束されること自体、相当の苦難が伴うはずだ。
何の保証も確信もないところにつぎ込む膨大なコストとパワーと時間は、もし結果が伴わなかった場合には、かける言葉もないほど空虚感を呼ぶことだろう。
私の回りを見渡すだけでも、働く40代女性が、不妊治療という荒波をともに泳いでいる光景はめずらしくない。
私はある40代友人から、「これあげる」と、排卵日検査キットをもらったことがある。
「え? あなた不妊治療でこれ必要なんじゃないの?」
「もうあきらめた。7年もやったから…。あなたも必要な時によかったら使って」
その友人はすでに40代後半に入っていた。
ひそかに7年間も努力を続けていたのだ、と、しんみりとその遺品のような検査キットを譲り受けた。
それはまるで、荒波を泳ぎ疲れ、沈む直前に、隣で泳ぐ人に最後の食料を「これあげる」と渡し、自分は海に沈んでいくような、そんな物悲しさがあった。
また、ある40代知人は、仕事をいったんは一切辞め、不妊治療に存分に時間を費やした。すると、「働かず、高額な治療費を支払い続けたら、貯金があっという間に底をついた」と言って、仕事に復帰した。
いずれにせよ、仕事に成功した女性たちにとって、子作りほど難関なものはないのである。
では、どういう女性だと子供を持てるのか。
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