• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

【時代のリーダー】渡邉 美樹・ワタミフードサービス社長

社員とことん信じ鬼になる

  • 日経ビジネス

バックナンバー

2009年6月18日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。

* * *

2002年4月29日号より

青年の面影を失わない笑顔に、創業者の孤独と苦悩を包み込む。
走り続けてきた外食人生だが、予期せぬ療養を機に心を“鬼”に変えた。
「今のうちに経営の神髄を伝えたい」と、社員への思いが苛烈に吹き出す。

=文中敬称略(田中 成省)

 佐川急便のセールスドライバーをして独立資金を貯めた青年は、24歳の時、そのカネで外食産業に参入、創業から10年で株式公開にこぎ着け、2000年には40歳の若さで東証1部上場を果たした――。

渡邉 美樹(わたなべ・みき)氏
1959年神奈川県生まれ。42歳。82年、明治大学を卒業後、佐川急便のドライバーなどを経て、84年、渡美商事を設立。86年、ワタミ(現ワタミフードサービス)を設立し、92年、独自業態の「居食屋 和民」を開発。2000年3月に東証1部上場。高杉良氏の小説『青年社長』のモデルでもある。

 居酒屋「和民」224店舗をはじめ、グループ5業態で250店舗を率いる渡邉美樹は「平成版ジャパニーズドリーム」の体現者と見られることが多い。当時の独立資金300万円は、今や43億円の資本金とグループ年商400億円にまで膨れ上がった。そんな渡邉は身長182cmの鼻筋が通った、いわゆる美男子。 42歳になった今でも、明朗快活で、周囲への気配りも十分。出会った人間には礼状を欠かさず、給料支給日には、900人のグループ社員に自らの思いを綴った手紙を添える。

社内発言、過激さむき出し

 ところが最近、渡邉が外部には決して見せない激しさを社内でむき出しにする場面が増えている。

 社員に渡す手紙の中身を例に取ろう。これまでは、渡邉が感激したことの報告や、社員への感謝の言葉、激励などを通じて、経営理念を説くことが大半だった。そこに時折、こんな表現が出現する。

 「店長、課長、部長の神経を疑う」(2001年8月25日)、「谷底へ突き落とすこととする。『1人で這い上がってこなければ死ぬがいい』の思いがある」(同12月10日)――。せっかくの給料日、何も楽しい気分に水を差す必要もあるまいに。

 30代中心の中堅社員に対しては、さらに過激だ。昨年秋。渡邉は、10店舗ずつを統括する21人のエリアマネジャーに、赤鉛筆を1ダースずつ配り、こう告げた。

 「毎日、やるべきことを、この鉛筆で書き出し、終わったものから消していけ。すべてを消すまで、寝てはならない!」

「日経ビジネスが描いた日本経済の40年」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

リクルートは企業文化そのものが競争力です。企業文化はシステムではないため、模倣困難性も著しく高い。

峰岸 真澄 リクルートホールディングス社長