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【時代のリーダー】北野 隆典・スタンレー電気社長

現場に降りた頑固者3代目

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2009年6月24日(水)

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先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。

* * *

2002年10月21日号より

工場改革で実績を上げ、社内の求心力を高めた。
自身が納得するまで突き詰めなければ、どんな決断も下さない。
父とは異なる経営手法で、社員の価値観の共有を目指す。

=文中敬称略(国司田 拓児)

 「スーツしか似合わないと思っていた創業家の若旦那が、ナッパ服に着替えて毎日のように工場に現れる。だから現場だって、本気になったんだよ」

北野 隆典(きたの・たかのり)氏
1956年4月東京都生まれ、46歳。81年慶応義塾大学法学部卒業、公認会計士荻原正富事務所に入社。83年スタンレー電気に入社、常勤監査役就任。85年取締役、88年常務、90年専務、94年副社長、99年社長。スポーツはゴルフのほか、スキューバダイビング、スキーをこなす。休日は「ゴルフか、子供(1男1女)と遊ぶ時間のどちらかに充てている」。

 スタンレー電気社長の北野隆典(46歳)は、この9月までの6年強で124回、工場に足を運んだ。この124回は、ソニーやキヤノンに生産効率化を指導、工場改革の指南役として知られるPEC産業教育センター所長・山田日登志とともに、現場を歩いた回数。北野が単独で行った分を入れるとこれを大幅に上回る回数になる。山田は自分が手がけた企業の中で、トップ主導の工場改革が最も成功した例としてスタンレーを挙げ、冒頭の弁を添える。

トヨタ、日産の受注もぎ取る

 北野はスタンレー電気の創業者、北野隆春の孫に当たる。1999年6月、社長に就任した。181cmの長身、いかにもスポーツマンといった感じの風貌は就任当初のままだ。ただ、最近、あごの線に丸みが出てきた。本人によると、社長になって体重が5kg増えたという。「寝る前に仕事のことを考えながら飲むウイスキーの量が増えた」のが理由だと説明する。

 周囲の見方は違う。副社長の新田雄治(59歳)によると「余裕と自信が出てきた証拠」だ。自動車用ランプでは、系列の壁を越えて、トヨタ自動車「セルシオ」、日産自動車「シーマ」といった高級車用ヘッドランプの受注に相次ぎ成功した。高級車用ランプはコスト、デザイン力などランプ会社の総合力を問われる。ホンダと関係が深く、トヨタや日産の高級車には今までお呼びでなかったスタンレーが受注をもぎ取ったことは、業界を驚かせた。

 「生産革新活動」と銘打った工場改革のおかげで業績も好調だ。今期(2003年3月期)の連結売上高は2330億円、経常利益は233億円強と過去最高に達する見通し。体重が増えた原因はともかくとして、北野が社長として自信を深めているのは間違いない。

 北野が生産革新活動にこだわりを持つのは、それが自身の求心力の源泉となっていることを知っているからだ。

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