• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

【時代のリーダー】前原 誠司・民主党代表

直球派党首の強さと軽さ

  • 日経ビジネス

バックナンバー

2009年7月7日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。

* * *

2006年1月30日号より

浪人、留年した国際政治の学徒が卒業後、18年で民主党トップの座に。
原動力は、青年期からの一途で頑固な性格と、天性の強運だ。
政権を取るにふさわしい党首へ飛翔できるか、批判が強まる今は正念場だ。

=文中敬称略(中野 貴司)

 京都市左京区の出町柳駅は、大阪市の淀屋橋駅に至る京阪電車の起点に当たる。朝7時頃になると、特急で1時間弱の大阪中心部へ通うビジネスマンが、次々と地下の乗り場へと吸い込まれていく。

前原 誠司(まえはら・せいじ)氏
1962年4月30日生まれ、43歳。82年に京都大学法学部に入学。国際政治学者、故・高坂正堯教授の下で学ぶ。87年、京大を卒業し、松下政経塾に入塾。91年、京都府議会議員選挙で当選。93年の衆議院選挙で国政に初当選し、以後4回連続当選。日本新党、民主の風、新党さきがけを経て、民主党入り。「次の内閣」安全保障ネクスト大臣などに就いた後、2005年9月に民主党代表に就任。 (写真:陶山 勉)

 その駅入り口脇のタクシー乗り場で朝、客待ちをする運転手にとって、目の前で演説する前原誠司の声を聞くことは、長く日常の一部になっていた。

 この付近を10年来の拠点とするベテランの運転手は前原の演説口調を「こしょこしょ」と表現する。「共産党の政治家がガーッとしゃべるのに対して、小さな声でね。私がここに来る前からやっていたね」。

 15年前、京都府議会選に立候補する際に、初めて演説したのがこの場所なら、国会議員になってから、帰京した折りに演説に立ち寄るのもこの場所だ。そして、民主党が大敗した昨年9月11日の衆議院選挙の翌朝も、前原は同じ場所に立っていた。

 前原の政治家としての原点であり、生真面目で一途な性格を象徴する場所で、自らの意思を再確認したのか。演説を終え上京すると、近い関係にある民主党議員の玄葉光一郎、枝野幸男、野田佳彦と、対応を協議。翌日昼、後援者に代表選出馬の思いを伝える。

 その2カ月後の11月26日夜、京都四條南座近くにあるバー「絵里奈」。京都大学法学部・高坂正堯ゼミのOB会に、前原は少し遅れて姿を見せた。SPを伴っての登場を約40人のOBに冷やかされながら、前原は表情を引き締め、こう挨拶した。

 「この仕事に就いてからは、高坂先生だったらどう考えるかという視点を常に頭の中に置いています」

コメント1

「日経ビジネスが描いた日本経済の40年」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

意外なことに、伝統的な観光地が 訪日客の誘致に失敗するケースも 少なからず存在する。

高坂 晶子 日本総合研究所調査部主任研究員