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【時代のリーダー】田中 邦彦・くらコーポレーション社長

新鮮100円ずしで旋風

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2009年7月9日(木)

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先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。

* * *

2006年8月7日・14日号より

「無添加」「全品100円」を売りに回転ずしで業界3位までに成長する。
直線客席レーンや音声注文など業界初の試みを続けるアイデアマン。
関西を基盤に各地に着々と出店し、次は米国への進出も狙う。

=文中敬称略(中島 募)

田中 邦彦(たなか・くにひこ)氏
1951年1月岡山県総社市生まれ、55歳。73年桃山学院大学経済学部卒業後、タマノヰ酢(現タマノイ酢)入社。77年に退社後、大阪府堺市にすし店を出店。84年に回転ずし業界に参入。すしの握り方や包丁の持ち方、経営学、チェーン店化の理論まで独学で学ぶ。趣味は釣り。暇を見つけては、日本海方面に出かけて釣り糸を垂らす。

 マグロ、ウニ、イクラ…テーブル席の間をすしの皿が流れる「くら寿司」大阪府堺市泉北店。平日の夜にもかかわらず、店内は多くの客でごった返す。休日ともなると、駐車場待ちの車の行列ができる。くら寿司を経営するくらコーポレーションの社長、田中邦彦は、店内で楽しそうに会話をしながら食事する家族連れに目を細める。

 全品100円の低価格回転ずしで関西を席巻。中京や関東地方にも進出し、年間20店舗前後のペースで出店している。ここ4年で売り上げを3倍近く伸ばし、カッパ・クリエイト、あきんどスシローに次ぐ回転ずし業界3位に躍り出た。2005年10月には東京証券取引所第1部に上場を果たした。「来期からは出店ペースを加速して、40店舗ぐらい出店したい思ってますわ」と、田中は関西弁で熱っぽく語る。

アイデアで店舗もすしも改善

 田中が堺市にある本社オフィスに姿を現すのは、いつも昼過ぎ。午前中は健康管理のための運動と、会社の将来のビジョンを考えることに時間を割いている。「事業はもっとわくわくするもの、人を喜ばせるものじゃないとあかん」。常にこうした理念に基づいて、ビジョンを考える。その中で、様々なアイデアを思いつく。

 田中は業界随一のアイデアマンでもある。現在の郊外型の回転ずし店の多くは、数本のレーンが直線に伸びる「E形」の客席配列になっている。最近一般化したこの直線型のレーンを、同社は1987年にオープンした2号店から導入している。

 2号店の出店を検討していた当時、回転ずしと言えば楕円にレーンを配置して、その周りのカウンターに客が座るスタイルだった。「周りの目が気になって嫌やわ」。田中は、周囲の女性が漏らす不満に耳を傾けた。誰がどんなすしを何皿食べたのか、周囲に一目瞭然であることが、女性の客足を遠ざけていると認識した。

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浜田 健一郎 ANA総合研究所 シニアフェロー・前NHK 経営委員長