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【時代のリーダー】大塚 裕司・大塚商会社長

2代目は自然体「秋葉っ子」

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2009年7月16日(木)

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先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。

* * *

2004年4月19日号より

創業者の父が引退したため、年商3400億円企業の舵取りを1人で担う。
柔和に見えるが胆力はある。手塩にかけたパソコン店の撤収を決断した。
30代初め、2代目の重責に押し潰されかけたが自然体に戻り乗り切った。

=文中敬称略(谷島 宣之)

 今年2月に50回目の誕生日を迎えた人物をつかまえて「パソコン少年」と呼んだら失礼が過ぎるかもしれない。その人物が東証1部に上場しているコンピューターシステム直販最大手の社長であれば、なおさらだろう。

大塚 裕司(おおつか・ゆうじ)氏
1954年東京都生まれ、50歳。76年に立教大学経済学部を卒業、横浜銀行入行。80年リコー入社。81年大塚商会入社、主に営業を担当。90年退社し、ソフト製品開発・販売のバーズ情報科学研究所入社。92年大塚商会に再入社し取締役。業務改革やグループ会社の再建を手がける。93年常務。94年専務。95年副社長。2000年の上場を指揮。2001年8月から現職。 (写真:中島 賢一)

 だが大塚商会の2代目社長を務める大塚裕司を見ると、ついこう言ってみたくなる。小学校の頃から東京・秋葉原に通っていた生来の電気・機械好き。海外製品しかなかったパソコンの黎明期から触り始め、自分のパソコンは今でも部品を集めて自分で作る。

 カメラの収集も有名で、フィルムを手巻きする超小型カメラを記者懇親会場に持ち込み、記者たちを撮ったこともある。愛車の1970年式ブルーバード 1800SSSクーペに乗り続け、1月には「2004クラシックカーフェスティバルニューイヤーミーティング」で表彰された。

 優しげな見た目も手伝い、50歳には全く見えない。いつもちょっと首を傾げ、「これだけ広範な商品を扱っている会社はなかなかないでしょう。(事業構造の似たライバルがいないのは)ある意味、とっても孤独だよー」と独特の言い回しで穏やかに話す。

 動きも飄々(ひょうひょう)としている。今回の取材のために応接室で待っていると、体を斜めにし、首だけをひょいと出して応接室をのぞき込み、筆者に笑いかけてから部屋に入ってきた。「知られていない苦労話を聞きたい」と頼むと、下を向いて首を振り、「つまんないと思うよー」とつぶやいた。

 こう書くと、いかにも「頼りない2代目のボンボンか」と思われるかもしれない。確かに裕司は大塚商会の創業者で社長を40年間務めた大塚実(現相談役名誉会長)の長男である。だが裕司には、一度は会社を捨て、結局腹をくくった過去がある。苦労の末、一皮むけて実務家・裕司が生まれる経緯には後で触れたい。

 大塚商会の2003年12月期連結決算は売上高が3444億円、経常利益が91億円と、いずれも過去最高を記録した。裕司が2001年8月に社長になってからは連続して最高益を更新している。設備投資抑制のあおりを受け業績不振の企業も多いIT(情報技術)業界にあって、大塚商会の快走ぶりは目立つ。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官