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【時代のリーダー】小林 喜光・三菱ケミカルホールディングス社長

あえて逆境を楽しむ

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2009年8月6日(木)

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先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。

* * *

2008年10月20日号より

研究畑から社長に就任。強い逆風の中での船出となった。
イスラエル留学などを経て、28歳で入社した遅咲きの企業人。
記録メディア事業を再建した経験を胸に攻めの経営に挑む。

=文中敬称略(星 良孝)

小林 喜光(こばやし・よしみつ)氏
1946年11月山梨県生まれ、61歳。71年東京大学大学院理学系研究科修了。イスラエル・ヘブライ大学、イタリア・ピサ大学への留学を経て、74年に三菱化成工業(現三菱化学)に入社。96年に三菱化学メディア社長。2005年常務執行役員。2006年三菱ケミカルホールディングス取締役。2007年 4月に社長就任。
原材料高、産業構造の変化の逆風の中、技術開発を強化(写真:菅野 勝男)

 9月7日の日曜日、京都市洛北にある国立京都国際会館の大ホールに、日本の化学メーカー最大手である三菱ケミカルホールディングス社長、小林喜光の姿があった。

 司会の紹介が終わると、海外から来日したばかりの研究者らを前に流暢な英語でゆったりと講演を始めた。日本では初めての開催となる第20回国際反応工学シンポジウムの始まりを飾る「スペシャルレクチャー」である。会場は世界最大規模の独化学メーカーBASFなど、欧米やアジアの研究者たちで埋まった。

 演題は「持続可能性を踏まえた日本の化学産業」。自社の戦略を紹介しながら、資源枯渇や省エネなどの課題、メーカーの役割を説明していく。化学事業への洞察に基づいて、「快適さ」「健康」「環境」の視点が重要と強調した。講演が終わり、実行委員長を務める東京大学総長の小宮山宏が謝辞を述べると、会場には拍手が響いた。

業績厳しく背水の陣を敷く

 小林は研究職出身のトップである。実は、日本の化学メーカーでは技術畑の出身者が多く、研究畑からの抜擢は珍しい。学会の場で堂々と講演できるのも、そうした経歴が背景にあってこそである。学術界からは「博士号を取って社長まで上り詰めたことへの憧憬がある」との声が上がる。講演後の懇親会では他社の若手社員も相談に駆け寄った。

 5月、小林は新しい中期経営計画を発表した。東京都港区のホテルに、記者やアナリストらを集めた。壇上から社長の小林自ら、2025年までのおよそ20年間の展望を説明した。予定の所用時間は40分だが、75枚にも及ぶスライドを紹介し切れないほど説明に力は入った。

 一般的に、計画は進歩的と保守的に分けられる。三菱ケミカルの計画は前者に当たる。2008年3月期の売上高は2.9兆円、営業利益は1250億円。2015年度にそれぞれ4兆円と4000億円まで大幅に伸ばすという内容だ。

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