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ハケンから始まっていた映画監督への道

蛙男商会(FROGMAN)の「劇的3時間クリエイティブ講座」【前】

2009年10月22日(木)

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 編集Yです。いつもご愛読ありがとうございます。
 昨年(2008年)の秋、10人のプロが3時間、自らの創作を語る「劇的3時間SHOW(今年のリンクはこちら)」というイベントにお誘いがありました。もちろん私が話すのではありません。個人制作のFLASHアニメで地上波テレビにデビューし、劇場映画まで創りあげた蛙男商会ことFROGMAN氏(詳しい略歴は後記)から、3時間のお話の相手にとご所望されたのでした。

 当時、ちょうど公開されていた劇場版作品「秘密結社鷹の爪THE MOVIE2 私を愛した黒烏龍茶~」をまだ見ていなかったので、とにかくこれを見てからと常磐道を飛ばして常陸那珂のシネコンへ。正直、ガラガラじゃないのと案じていたら満席で、普段は使わない最前列が開放されたおかげでなんとか潜り込めました。で、映画の趣味は人それぞれですが、場内は沸きに沸いて、私も思いっきり笑い転げました(あとでFROGMAN氏に聞いたら、「いや、地方によっては思いっきりハズしたこともありますよ」とのこと)。

 FROGMAN氏とは、テレビでデビューした直後から何度かお会いしていましたが(過去記事は「談話室たけくま」)、この人、やっぱり面白い。改めてそう確信して、お相手を引き受けさせていただくことにしたのでした。そして、会場となったスパイラルホールでの3時間は、意外なエピソードと唸るような考え方の連続で、あっという間に過ぎてしまいました。

 どこかで、この内容を世に出せないかと思っていたら、この「劇的3時間SHOW」のトークが『劇的クリエイティブ講座』として書籍にまとまることになりました。そこで、版元のイースト・プレスさんにかけあって、FROGMAN氏のお話を抜粋して、ここにご紹介させていただく次第です。

 この本で登場するクリエイター(敬称略)は以下の通りです。

  • 佐藤可士和
  • 川上未映子
  • 松任谷正隆
  • 大宮エリー
  • 藤村忠寿
  • FROGMAN
  • 石川光久
  • 堤幸彦

 豪華絢爛といって差し支えないと思いますし、その中にFROGMAN氏を加えた慧眼はさすがだなと思います(チケットの売れ行きは、「水曜どうでしょう」の藤村氏と並んでトップ級だったそうです)。どの方のお話もハズレなく面白いので、本記事をお読みになってご興味があったら、手に取られて損はないと、いち読者としても思います。

 それでは、FROGMAN氏のお話をどうぞお楽しみください。なお、版元さんへの敬意として、書籍に掲載されている分量の約半分に圧縮しておりますこと、小見出しに変更を加えておりますこと、そして、本書籍の魅力のひとつでもある、とても丁寧な注釈をあえてカットさせていただきましたことを、お知らせしておきます。

*    *    *

【開場アナウンス】2008年10月13日 原宿スパイラルホール

 今夜ご登場いただくのは、映像クリエイターFROGMAN(フロッグマン)さんです。

 1971年、東京生まれ。映画の制作スタッフとして経験を積んだ後、アニメーションソフトFLASHを駆使したWEBアニメ『菅井くんと家族石』を2004年に発表。その後、2006年に地上波で放送した「THE FROGMAN SHOW」が大ブレイク。以後、TBSニュース23内のアニメコーナー「蛙男劇場」、NHKトップランナーのオープニングムービーなど、精力的に作品を発表していらっしゃいます。

 2007年、「劇場版秘密結社鷹の爪THE MOVIE  総統は二度死ぬ」で映画デビューを果たし、NY国際インディペンデント映画祭アニメーション部門の最優秀作品賞と監督賞を受賞されました。そして2008年5月には「秘密結社鷹の爪THE MOVIE2 私を愛した黒烏龍茶」が、2009年元旦には、監督・脚本を務める「ピューと吹く!ジャガー」が東宝シネマズ六本木ヒルズで公開。

 わずか5年の間にFLASHアニメから劇場公開へと猛スピードで駆け抜けてきたFROGMANとはどのような方なのでしょうか。

 それではさっそくお迎えいたしましょう。FROGMANさん、どうぞお入りください。

FROGMAN(以下FG) はじめまして。ご紹介いただきましたFROGMANでございます。映画の舞台挨拶などはやったことがあるんですけれども、今日は業界関係の方やクリエイターの方なんかもいらっしゃって、すごく緊張しているんですけど、頑張ろうと思いますので3時間お付き合いください。

 今日お話するのはですね、いかにしてイチ映画制作スタッフだった僕が、もう180度転換してパソコンに向かって映像を作ることになっていったのかということと、それから今後のコンテンツビジネスについて、ゲストもお招きしているので、一緒に皆さんと考えていければと思っております。

 今こうして東京で活動しておりますけど、実は島根県在住です。実際には会社も東京にありまして、会社の近くに部屋を借りて暮らしているんですけれども、運転免許証も島根県になっておりまして、税金も島根県に払っております。最初島根県の人に「ふるさと納税して下さい」って言われたんですけれども、「いや、僕、島根県に住所置いてるから、ちゃんと島根に払ってますよ」と。

 うちの作品は元々島根県にアイデンティティを置いて作っておりまして、『鷹の爪』のキャラクター吉田くんも島根県出身ということで登場してきます。後ほど、島根県と蛙男商会についてお話しすると思いますけど、大きなキーワードとして「島根県」というのを覚えておいていただきたいと思います。

 それでは一人でぶつぶつ喋っていてもあれなんで、ゲストを二人お呼びしたいと思います。一人は私のパートナーで、株式会社DLEの代表取締役・社長であります椎木(隆太)と、もう一人は日経ビジネスオンラインの副編集長(当時)の山中さん。たびたびうちのことを記事に取り上げていただいてます。ご登場いただきたいと思います。どうぞ。(椎木氏、山中氏、登場)

山中 (高校を出て)最初から映画会社に入ったんですか。

FG 映画監督ってどうやってなればいいのか全然わからなかったんで、とにかく「映画」ってついてる会社に入れば何とかなるだろうと思って、読売映画社ってところに入ったんです。

山中 ……そこは映画会社じゃないですよね。

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「ハケンから始まっていた映画監督への道」の著者

山中 浩之

山中 浩之(やまなか・ひろゆき)

日経ビジネス副編集長

ビジネス誌、パソコン誌などを経て2012年3月から現職。仕事のモットーは「面白くって、ためになり、(ちょっと)くだらない」“オタク”記事を書くことと、記事のタイトルを捻ること。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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