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ビジネスマンだって、東大で勉強してみたい!

「学問の入口フェア2010 LIVE 東大人気講義」応援企画(前編)

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2010年5月7日(金)

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 いや、別に東大でなくてもいいのですが、試験で良い点を取るためでなく、「勉強」してみたい私、そして皆さんのために、「日経ビジネス アソシエ」から、こっそり出稼ぎ中の編集者Yです。お元気ですか?

 年明けに東京大学の加藤陽子先生に「歴史を見る目のつくりかた〜教えてください、加藤先生!」へのご登場をお願いしたことで、東京大学出版会の方とご縁ができました。そこの編集の方とマンガの趣味があったことをきっかけに(本当です。ちなみにその漫画はこちら)、いろいろなコラボをやっていきたいね、と話が進みました。今回はその第一弾、マンガ好きの方の後輩さんが仕掛けている、まさしく初回にふさわしい「学問の入口」フェアは、なんやかやと多忙な、私たち会社員にぴったりのように思えます。ぜひご注目を。(編集Y)

 「学問の入口」は、学問の面白さを伝えようという趣旨の人気フェアだそうですが、今回は「LIVE 東大人気講義」というキャッチがついてますね。

それは「熱血」にして「純情」な勉強会

澤畑 3・4・5月は、入学者と、「新しく学問を始めよう」という方がいらっしゃいますので、毎年「学問の入口」フェアを開催しています。特に今回は、東大の教科書や講義録を集めたのですが、こちらの新刊(『高校生のための東大授業ライブ 熱血編』と『高校生のための東大授業ライブ 純情編』)が刊行されたので、フェアをそれにあわせたというところですね。

★「学問の入口」フェア開催書店さんの一覧はこちらから。

 「熱血」と「純情」って、タイトルがいいですね。

澤畑 『熱血編』と『純情編』は、文系/理系みたいな形で区別しているわけではないんです。『熱血編』は、地球規模の話や世界史などを扱っていて、そういう大きなものに向かっていくイメージです。

 マクロですね。

澤畑 ええ、マクロなものに向かっていくアクティブな感じで。『純情編』が扱っているのは、文学やミクロな世界とか。

 内側に入っていくような。

澤畑 しみじみというか。

 しみじみですね(笑)。

澤畑 そういったイメージで『熱血編』『純情編』と名づけている次第なんです。当初は編集サイドの愛称だったらしいのですが、それが実際に書名になったと聞いています。

澤畑 これらは教科書・参考書ではなく、高校生を対象に行われた東大の授業をベースにしたものです。

 「地球温暖化問題とはどんな問題か」「『星の王子さま』と外国語の世界」「モバイル・メディアと意味のエコロジー」「韓国の社会と教育制度」……いや、すごいですね。これをいまどきの高校生は東京大学の現役の先生から、授業として受けられるんですか。うらやましい!

澤畑 毎週金曜日に東大が「高校生のための金曜特別講座」という講座を開いているんです。参加者は高校生が中心ですけれども、どなたでも参加できるので、熱心に通ってくださる社会人の方も多いです。

 なんと、社会人も参加できるんですか。17時30分開講というのがちょっと厳しいけれど、これはいいですね。リンク先からぜひ講義予定を見ていただきたいのですが、哲学、文学、歴史、地理から生物、物理、数学などなど、すごいバラエティ。

澤畑 大学生ならばシラバスを通して、大学でどんな授業があるのかわかりますけど、そうでなければなかなか知る機会がない。でも東大に限りませんが、大学の授業はとても面白いものが多いんですよ。

 今回のフェアは、書籍を通してそれをお伝えしよう、ということなんでしょうね。

授業中に村上春樹がマジでやってくる

『翻訳教室』

澤畑 そうなんです。実際に東大で授業をされている/されていた先生方の書籍を通して、その内容や雰囲気をお伝えすることができたら、というのがこの企画の狙いです。たとえば新書館の『翻訳教室』がいい例で、これは、東大の授業をベースにして、柴田元幸先生と学生のやりとりを本にしたものです。そして、授業の最中にいきなり村上春樹さんが登場したりして。

 うわぁ(笑)。

澤畑 まあ、それはちょっとレアなケースでしょうが、そういった、東大の授業の面白さを体感できるような本を広く集めよう、というのがフェアのコンセプトです。

 個人としてうれしいのは、東京大学出版会に限らず、いろいろな出版社の本がリストに並んでいることですね。

澤畑 そうですね。東大出版会の本はもちろんですが、いずれも東大の授業にゆかりのある、東大の授業を体感できる本をセレクトしたつもりです。

 繰り返しになりますけれど、大学の授業って本当になんでもやってますよね。今回出てくる本のタイトルを斜め読みしても、心理学、近現代史に、安全保障に、美術に、『赤毛のアン』、科学、建築、論理に、翻訳、政治、経済学に、構造デザイン、遺伝子、天文学と、いやはや、本当に幅広いです(笑)。

澤畑 わたし自身も、選書の過程で初めて「これは面白そうだな」と思って読んだ本が何冊もあります。いろいろ興味の幅が広がって、選書をしてよかったなって思います。

「とっつきがよくて、読みやすくて、面白い」10冊を

 わかりました。じゃあ、日経ビジネスオンラインの学びたがっている読者さんに、面白さを伝えるように頑張りましょう。

 …で、今回は、東大のシラバスを読み込んでセレクトされた澤畑さんご自身に、なかなか時間が取れないビジネスパーソンのために「とっつきがよくて、読みやすくて、面白い」本を10冊、選んでいただきました。

澤畑 個人的な好き嫌いはもちろんあるでしょうが、以下は、わたし自身が実際に読んできた本ばかりですので、ある程度の自信を持っておすすめできます。

 で、まず取り出された本は……

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著者プロフィール

山中 浩之(やまなか・ひろゆき)

日経ビジネス、日経クリック、日経パソコン編集を経て、2006年2月から日経ビジネスオンライン副編集長、編集委員を務めた後、2010年4月から日経ビジネスアソシエ副編集長。ツィッターはこちら



このコラムについて

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 「ユーザーの顔が見えない」と言われる中で、自分自身の思い入れを武器に成果を上げている人々がいる。いわく言い難い個人の熱意(X)を、ビジネスとして組み立て、市場にいる買い手に思いの丈を伝える(EXPRESS)工夫を、本人へのインタビューを中心に、所属する組織や、市場規模の大小に関わらず紹介する。

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