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経済の「暗黙の常識」に“お笑い”で光を!?

日経ビジネスアソシエ「経済★超★入門」出ました

2010年9月21日(火)

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 これまでの弱腰はどこへ行ったの?」と市場参加者に思わせる果断さ。先週火曜日の未明、「日経ビジネスアソシエ」の経済特集の校了を終えた翌日に飛び込んできた、財務省の円売りドル買い介入のニュースには驚きました。そして「ああ、これが分かっていれば、もうちょっと別の書き方にしていたかも」と、ウェブの身軽さが恋しくなりました。

 日経ビジネスオンラインをご愛読の皆様、ご記憶でしたらお久しぶりです。初めての方、お初にお目にかかります。4月までこちらの編集部におりましたYです。今回は、今日出た「日経ビジネスアソシエ」の特集「経済★超★入門」についてひとこと言わせろ! と、オンラインのH編集長にむりやりご許可いただいて、お邪魔いたしました。

 というのもこの特集、「日経ビジネスオンライン」の方法論を大幅に組み込んで作っている(つもり)だからなんですね。

日経ビジネスオンラインの方法論で、雑誌の特集作ってみました

 4年間、日経ビジネスオンラインで編集をしながら考えておりましたのは、「自分が“これは驚き!”と思うことを」「忙しくても、考えたい人へ」「とにかく読みやすく、笑いも含めて面白く」「読んだだけでイメージがつかめるように文字にする」「異論・暴論も『ワクチン接種』と考え、恐れない」でした。小田嶋さんフェルディナント・ヤマグチさんの連載や、志半ばで終わりましたが「2年目女子ですが、いいですか?」などを始めたのはその現れです(※ちなみについ先日、その「2年目女子」ことスズキの結婚式に行って来ました。寸劇あり涙あり笑いありで、中年男子はそのパワーにあてられっぱなしでした。おめでとうおめでとう…お幸せに)。

 4月に紙の雑誌に移動しても、その基本線は変えてません(紙ゆえの限界はもちろんありますが)。そして今回、「日経ビジネスオンライン」で、「経済学っぽく行こう!」で、飯田泰之さん(駒沢大学准教授)に伺うなど、記事をつくりながら学ばせて頂いた、経済の基礎知識を、方法論もそのまま今度は紙の上でぶちまけ、いや、広げさせてもらいました。それが「経済★超★入門」というわけです。

 「円高と金融政策」「デフレの意味」「日本の財政」といった、マクロ寄りのネタはちょっと取っつきにくいですよね。なぜか。おそらく、報じる記者や専門家のみなさんの「暗黙の常識」が、普通のまっとうな生活をしているときのそれとズレ、もとい、ギャップがあるからだと思います。特に紙だと、紙幅に限界があり、情報量(広さ、深さ)を取るか分かりやすさを取るか、で、当然ですが専門誌ではどうしても前者に行きがちです。

 でも幸い、アソシエは「日経」と付きますが、経済の専門誌、ではありません。

専門誌じゃないから「お笑い」(!?)で光を

 経済ニュースネタを、「日経エンタテインメント!」育ちで単館系映画が好き、でも体格はレスラーみたいなナカジマ記者と、なぜか偉そうなYデスクが、ゆるゆるとお笑い…というか、漫談形式で語り合うのを読むうちに、なんとなく「ああ、そういうことか」と分かる。情報量や、深い視点は、こちらの日経ビジネスオンラインや「日経ビジネス」にお任せして、とにかく分かりやすさ、読みやすさ、面白さに注力させて頂きました。読んでいくうちに、今のニュースで報じられる日本経済の状況、課題が、ざっくり普通の日本語で分かるようになっている、と思います。

日経ビジネスアソシエ最新号「経済★超★入門」→アソシエの紹介ページはこちら

amazonでのご購入は→「こちら」から

 もちろん、それだけではありません。

 日経ビジネスからアソシエに異動してきたパンク魂の編集者、W記者が、かの「ロッキンオン」に在籍していた超個性派ライター、鈴木あかねさんに書かせた、「失業が育んだ『クール・ブリタニア』。不況だからこそ、経済政策によっては新しい種が生まれる面もある、という、ちょっとひねくれた経済記事(?)です。

バブル時代の名曲は、失業や生活不安を歌っていた!

 バブル時代をちょっと経験した世代ならきっと知っている、英国のロックバンド「スタイル・カウンシル」。ディスコ(今なら、クラブ?)で「シャウト・トゥ・ザ・トップ」で踊った方もいるでしょう。でも、当時のブリットポップの歌詞が、不況や失業、アンチグローバリズムを歌い込んでいたこと知ってましたか? 私は今回思わずCDを買い直して、聴き直してしまいました。

♪利益は上の連中のもの

 責任とらされるのはきみ

 これで給料あがるわけないよね~

(The Style Council「Shout to the Top」より、鈴木あかね訳)

♪丘を越えて行こう

 マネタリズムが地域を壊し

 家族をバラバラにするのが見られるよ~

(「homebreakers」より、同)

※どちらも、「Our Favourite Shop」収録。いや、懐かしい……。

 「デビュー作は、全部、失業保険もらいながら書いたんだよ」(オアシスのノエル・ギャラガー。CDのセールスはトータルで3000万枚を越えた)なんて、すごいコメントも出てきます。失業保険の申請書がジャケットになったCD(UB40)もある。

 そして、あの「ハリー・ポッター」シリーズが、英国の(充実した)失業手当を受けながら書かれたことは知られていますが、当時、中学で、卒業証書と同時に「失業保険申請書」を“授与”していたことは初耳ではないでしょうか。

 そんな彼らが、音楽をはじめエンタテインメントの世界で咲かせた、不景気の中からの「失業小僧・小娘たちの逆襲」が、本特集・中盤の華であります。

(イラスト:香川かづあき)

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「経済の「暗黙の常識」に“お笑い”で光を!?」の著者

山中 浩之

山中 浩之(やまなか・ひろゆき)

日経ビジネス副編集長

ビジネス誌、パソコン誌などを経て2012年3月から現職。仕事のモットーは「面白くって、ためになり、(ちょっと)くだらない」“オタク”記事を書くことと、記事のタイトルを捻ること。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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