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蛯谷 敏(えびたに・さとし)

日経ビジネス記者

蛯谷 敏

2000年日経BP入社。入社後は通信業界誌「日経コミュニケーション」の記者として通信業界を担当し、2006年から「日経ビジネス」。情報通信、ネット、金融、商社、建設、不動産、住宅、保険、政治など様々な業界を取材する傍ら、スマートフォン向けアプリ「日経ビジネス5ミニッツ」を開発。2012年9月から2014年3月まで、日経ビジネスDigital編集長として日経ビジネスのデジタル端末向けのコンテンツやサービス開発を担当。2014年4月よりロンドン支局長。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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2014年4月からロンドン支局に赴任しています。

インタビュー

「空飛ぶタクシー」を呼べる日は近づいている

2017年5月10日(水)

 欧米で今、「新しい空のモビリティ」開発が活況を呈している。米国では4月25日に、配車サービス世界大手のウーバー・テクノロジーズが「空飛ぶタクシー」の開発計画を発表。同時期には米グーグル創業者のラリー・ペイジ氏が出資するスタートアップの米キティホークも、開発中の小型飛行機の動画をネットで公開した。

 欧州では、4月にスロバキアのスタートアップ、エアロモービルが2020年にも市販する空飛ぶクルマの先行予約を始めた。航空大手の欧州エアバスも2017年内に、空飛ぶ自動運転車の試験飛行を開始することを明らかにしている。

 スロバキアのエアロモービルを除けば、大半の企業は機体の開発を通じて「飛行機版ライドシェア」の実現を目指している。従来の飛行機やヘリコプターよりも廉価で便利な空のモビリティ構築が最終目標だ。

 各地で開発競争が熱を帯びる中、ドイツでも新たなスタートアップが注目を集めている。2015年にミュンヘン工科大学出身のエンジニアら4人が創業した「Lilium Aviation(リリウム・アビエーション)」だ。独特の形状とデザインを持つ5人乗りの電動小型飛行機を開発中で、今年4月には最初の飛行実験に成功した。

 「空飛ぶタクシーはもはやクレージーなアイデアではない」と語る同社の共同創業者、マティアス・マイナー氏に事業の構想と進捗を聞いた。(聞き手は蛯谷 敏)

空のモビリティをより身近に

「空飛ぶタクシー」のという壮大なプロジェクトは、どのようなきっかけで始まったのですか?

マティアス・マイナー(Matthias Meiner)氏。1987年生まれ。ミュンヘン工科大学の博士課程でロボット工学を研究していた2015年に、現CEOのダニエル・ウィーガンド氏に誘われ、リリウム・アビエーションの創業に参画する。同社では、航空機制御全般の技術統括を務める。

マイナー:すべては、当社のCEO(最高経営責任者)を務めるダニエル・ウィーガンドの情熱とアイデアから始まりました。

 もともと飛行機好きだったダニエルは、14歳の頃からグライダーのパイロットを始めるなど、若い時から「空」に対する並々ならぬ興味を持っていました。大学では、移動システムを研究していて、その時から空路を使った全く新しいモビリティの構想を温めていました。

 鉄道、飛行機、船舶などを見ても明らかなように、現在の交通システムの多くは多額の投資と技術を要する“重厚長大型”のインフラです。ダニエルは、それとは逆の発想で新しい交通システムを構築できないかと考えました。

それが、小型飛行機を使ったライドシェアサービスだと。

マイナー:既存の技術をうまく組み合わせ、無駄のないシンプルな空の交通システムを構築することが、ダニエルのアイデアでした。

 一般に、私達が使う空路の移動手段は主に飛行機やヘリコプターですが、タクシーのように気軽には使えません。このギャップを埋め、空路を使うモビリティをより身近にしたい、というのがリリウムという企業が目指す最終目標です。

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