• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

大竹 剛(おおたけ・つよし)

日経ビジネス記者

大竹 剛

1998年、デジタルカメラやDVDなどの黎明期に月刊誌「日経マルチメディア」の記者となる。同誌はインターネット・ブームを追い風に「日経ネットビジネス」へと雑誌名を変更し、ネット関連企業の取材に重点をシフトするも、ITバブル崩壊であえなく“休刊”。その後は「日経ビジネス」の記者として、主に家電業界を担当しながら企業経営を中心に取材。2008年9月から2014年3月まで、ロンドン支局特派員として欧州・アフリカ・中東・ロシアを活動範囲に業種・業界を問わず取材。2014年4月に東京に戻り、流通・サービス業を中心に取材中

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

最近のトピックス

 家具チェーン大手のイケア(スウェーデン)やファストファッション「ザラ」のインディテックス(スペイン)、食品大手ネスレ(スイス)など、欧州発の世界企業の動向に特に関心がある。福島第1発電所の事故以降、欧州各国の原子力産業を取材。最近はアフリカ大陸の経済発展の光と影に注目している。

Special Report

アマゾンの物流を担う新興勢力の素顔

2017年9月21日(木)

 ヤマト運輸が、当日配送を縮小・撤退する方向で荷主と交渉を進めている。一方、最大荷主のアマゾンジャパンは、当日や1時間以内といったスピード配送を追求。その動きを商機ととらえる新興勢力が台頭しているが、持続性に危うさもある。(日経ビジネス2017年7月24日号 46~50ページより転載)

東京・尾山台の「アマゾン プライムナウ」の配送拠点

 7月上旬、東京・尾山台のアマゾンジャパンの配送センターでは、様々な会社のロゴが入った軽車両が出入りしていた。ここは同社が有料の「アマゾンプライム」の会員向けに、最短1時間以内というスピード配送を提供する「プライムナウ」の専用拠点だ。ここから荷物を運んでいるのは、宅配最大手ヤマト運輸ではない。アマゾンが独自に委託する地域限定の配送業者だ。

 近所に住む初老の男性は、「春にヤマトが当日配送を見直す話が報道された頃から、クルマの動きが活発になっているようだ」と話す。

東京・枝川のプライムナウの配送拠点では、ドライバーがせわしなく軽車両に荷物を積み込んでいた

 ネット通販における宅配の担い手に変化が起きている。発端は「ヤマトショック」だ。ネット通販の急拡大に加えて当日配送のニーズが高まり、ヤマトの宅配ドライバーの負荷が増大。そこに人手不足が追い打ちをかけ、サービス残業の常態化が明らかになった。それを受けてヤマトは構造改革に着手。荷物の取扱量を制限すると同時に、当日配送を縮小している。

生鮮食品販売の「アマゾンフレッシュ」の荷物も見える

 だが、ヤマト最大の荷主であるアマゾンは依然として、当日配送を含むスピード配送を強化する構えを崩していない。その象徴が2015年11月に開始したプライムナウだ。今年6月には都内で4つ目の配送拠点を開設。23区に加えて武蔵野市や三鷹市などにもサービス地域を拡大した。既に、東京以外でも、大阪、神奈川などプライム会員が多い地域から対象を広げている。

アマゾンの当日配送や 「プライムナウ」を担う 主なデリバリープロバイダ

 Prime Now事業部の永妻玲子事業部長は、「今すぐ欲しいというだけではなく、確実に商品を受け取りたいというニーズが多い」と説明する。利用者は、朝8時(一部地域では朝6時)から夜12時まで1時間以内に商品を受け取れる。出勤前や帰宅後など、確実に家にいる時に荷物を受け取りやすい。話題の書籍やゲームソフトの発売日には、午前0時の解禁直後に商品を手に入れたいというニーズもあり、配送時間を午前2時まで延長することもある。

 こうしたスピード配送を担うのは、ヤマト以外の新興勢力だ。アマゾンはウェブサイトで地域限定の配送業者を「デリバリープロバイダ」として、丸和運輸機関やファイズ、SBS即配サポートなどの名前を挙げている。

続きを読む

著者記事一覧

もっと見る

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

全体の2~3割の人でも理解し、動き出してくれれば、会社は急速に変わります。

中村 克己 元ルノー副社長、前カルソニックカンセイ会長