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松村 伸二(まつむら・しんじ)

前日経ビジネス副編集長

松村 伸二

1993年明治大学経営学部卒業、株式会社QUICK入社。94年、日本経済新聞社編集局への出向を機に報道の世界へ。日経の商品部で貴金属、穀物など国際商品を、経済部では日銀記者クラブに所属し、為替、短期金融市場、大手銀行、生保などを担当した。その後、速報の日経QUICKニュース(NQN)で株式や為替、債券、短期金融の各市場のニュースを早朝から夜までリアルタイムで配信。CS放送の日経CNBCでも番組内で随時、マーケットの動きを解説した。2011年から「日経ビジネス」へ。日銀の金融政策やマーケット全般、マクロ経済を担当。2014年3月より日経QUICKニュース(NQN)編集部デスク。2015年7月より株式会社QUICK、コンテンツ編集部次長。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

最近のトピックス

 来年を占う本誌別冊『徹底予測2014』(11月29日発売)の編集作業に携わり、自分でも「為替・株式市場」の予想を執筆しました。これまで日経グループが発行する何かしらの媒体で、何度もこの手の予想記事を書いてきました。“成績”を振り返ると、トレンドはおおむね想定通りのことが多かったのですが、相場の上限値と下限値を示す「予想レンジ」については、“ピタリ”という訳にはいかなかったのが正直なところです。

 ですが、本の中でも書きましたが、「来年は一般の家計が『投資』という行動について深く考えさせられる1年になる」という見通しには自信があります。それは、株式投資に限りません。低金利政策がまだ続き、物価が上がるという機運が維持されるとすれば、不動産の購入を考える人は増えるでしょう。周りの人に投資のリスクを受け入れる人が目立ってくると、“隣の芝”が気になり始める人も出てきます。

 ただし、肝心なことは「自己責任」という覚悟なのでしょう。儲かるにも、損を出すにも、自分が最終的に納得できる範囲をどう設定しておくかが重要です。身近にある住宅ローンなんかは、その最たる投資リスクの1つだと思います。仮に世の中の雰囲気が“強気”になっていったとしても、お金のことについては、自分の尺度を大切に守って冷静に判断しましょう・・・と自分に言い聞かせながら、別冊を読み返しているところです。

キーパーソンに聞く

沖縄の直流送配電網が途上国を救う日

2014年2月17日(月)

各家庭の発電システムを直流網でつないで電気をお互いに融通し合う「DCマイクログリッド」の実証実験が沖縄科学技術大学院大学で行われている(撮影:小早川渉)

 太陽光発電など自然エネルギーを活用した発電への期待が高まっている。そんな中、発電システムを持った複数の家屋を専用線で結びつけ、お互いに電力を融通しあう仕組みが開発された。現在、沖縄県恩納村にある沖縄科学技術大学院大学(OIST)の敷地内で実証実験が続いている。しかも、送電は従来のような交流ではなく、ロスの少ない直流だ。メガソーラーなど大規模な再生可能エネルギーとは真逆のこの発想が、世界のエネルギー問題を解決する糸口として注目されそうだ。

 研究を主導するのは、ソニーの「AIBO」開発にも携わったことのある北野宏明・ソニーコンピュータサイエンス研究所社長兼所長だ。北野氏は、実験を行っているOISTの教授も務めている。北野氏に実験の成果や将来の活用方法などを聞いた。

(聞き手は松村 伸二)

今回、世界でまだ類を見ない電力の送配電システムの実証実験に成功したそうですが、どんなものですか。

北野宏明氏(以下、北野):「直流(DC)型マイクログリッド」というものです。発電システムを備え付けた各家庭を専用線でつなぎ、電気が余っている家庭から、足りない家庭にシェアし合うという仕組みです。

 従来の電力供給は、火力や原子力を使う発電所が1つの大きな川上を形成し、そこから企業や家庭など、電気を消費する川下に流れていきます。このため、川上の発電システムが止まれば、一斉に電気が使えなくなるわけです。さらに、広域に分散し、不安定な再生可能エネルギーをこれまでの電力供給系統に連携するのは、従来型のシステムでは、非常に困難です。このような考え方は、大学のときに読んだ、エイモリー・ロビンス氏の著書『ソフト・エネルギー・パス』の影響を受けています。

インターネットみたいにつないで電気を融通

北野宏明(きたの・ひろあき)
ソニーコンピュータサイエンス研究所社長兼所長
沖縄科学技術大学院大学教授
1961年、埼玉県生まれ。84年国際基督教大学を卒業、NECに入社。88年米カーネギーメロン大学で客員研究員。93年ソニーコンピュータサイエンス研究所入社。音声自動翻訳向けの人工知能の研究で国際人工知能学会の「コンピューターズ・アンド・ソート・アワード」を受賞。ソニーのエンターテインメントロボット「AIBO」の開発にも携わった。2002年取締役副所長。08年から現職。

 しかし、私たちが実証実験中のDCマイクログリッドは、各家庭に小規模ながらソーラー発電器とバッテリー、電気を外へ出したり取り入れたりする「エナジーサーバー」があり、それらをインターネットのルーターのような形でつなぎ、蓄電や電力流通を制御する「分散型」の仕組みです。この形だと、仮に一部で発電や送配電に支障をきたしても、ほかのところは影響を受けないという利点があるわけです。

 ここで言う「グリッド」とは、発電した電力を送ったり受けたりする機能を持つ各家屋がつながり合っている電力流通網を指します。結びつける世帯数が小規模でも成り立つため、「マイクログリッド」と呼んでいます。そして、各家屋をつないだ電線に、電気を従来のような交流(AC)ではなく、直流のまま流すのが、我々が開発したシステムの特徴です。

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