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門司 総一郎(もんじ・そういちろう)

大和住銀投信投資顧問/経済調査部部長

門司 総一郎

1985年東京大学法学部卒業 同年大和証券入社、1988年大和投資顧問(現大和住銀投信投資顧問)に転籍し、アジア株ファンドマネージャー、チーフストラテジスト、投資戦略部長などを経て2014年より現職。
2014年より同社ホームページに政治・経済・市場などに関する「市場のここに注目」を掲載中。


※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

最近のトピックス

先日将棋の大会に出場しましたが、2戦2敗の不甲斐ない成績でした。2局とも序盤で不利になったまま押し切られており、内容的にも完敗です。今回に限らず最近は序盤で不利になるケースが増えた気がします。 これはITの普及による部分が大きいと思います。昔(大昔)はアマがプロの棋譜に接するのは新聞や雑誌、NHK杯ぐらいでした。そのためプロの最新の戦型がアマに広まるまで時間がかかりました。

しかし今はネットでプロの将棋をかなりリアルタイムで見ることができます。そのためプロ間での最新の戦型をアマでも学ぶことができることになり、これがアマの序盤戦術の向上につながったと思います。ところがITスペックの低い私はこうしたトレンドについていけず、知らない戦型をぶつけられて序盤で不利に陥ることが増えたわけです。「単にお前が弱いだけ」といわれればその通りですが・・。

遅ればせながら今年に入って日本将棋連盟のモバイルに加入しました。確かにこれは便利なもので、特に今まで新聞や雑誌で見れなかった伸び盛りの若手同士の対戦などは見ていて飽きません。時間がある時は自宅でスマホを見ながら棋譜を並べていますが、これで何とか次の大会で雪辱を果たしたいと考えています。

政治と市場の“正しい”見方

行き詰まった日銀のETF買入れの行方

2017年11月7日(火)

日本銀行の黒田総裁 (写真:ロイター/アフロ)

 日本銀行は金融緩和の一環として、年6兆円のペースで上場投資信託(ETF)を買い入れてきましたが、足元、この買入れが変調をきたしています。今回は日銀のETF買入れについて考えてみます。

 日銀は昨年7月29日の金融政策決定会合で、「保有残高が年間約6兆円に相当するペースで増加するようETF買入れを行う」ことを決定しました。それまでの買入れ額は年間3.3兆円だったので、ほぼ倍に引上げたことになります。

 この6兆円のうち、3000億円は「設備・人材投資に積極的に取り組んでいる企業」の株式を組み入れたETFを、残りの5.7兆円は日経平均、東証株価指数(TOPIX)などの株価指数に連動するETFを購入対象とするものです。以下特に断らない限り、ETFという場合は後者の指数連動型ETFのみを指すものとします。

 今年に入って日銀は年5.7兆円に相当するペースで買入れを続けてきましたが、9月29日を最後に、買入れを見送っていました。10月30日、31日は買入れを実施しましたが、11月2日時点の年初からの累計買入れ額は4.5兆円にとどまっています。仮に年初から年末までに5.7兆円買入れるのであれば、残り2ヵ月で1.2兆円買入れなければなりません。市場では「5.7兆円の買入れは未達になる」との観測が広まりつつあります。

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