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小山 昇(こやま・のぼる)

株式会社武蔵野 代表取締役社長

小山 昇

武蔵野社長。1948年山梨県生まれ。東京経済大学を卒業し、76年にダスキンの加盟店業務を手掛ける日本サービス・マーチャンダイザー株式会社(現在の武蔵野)に入社。89年に社長就任。赤字続きの「落ちこぼれ集団」だった武蔵野で経営改革を断行。2000年、10年と日本経営品質賞を2度受賞する優良企業に育てた。現在550社以上の経営を指導。著書に『小山昇の失敗は蜜の味 デキる社長の失敗術』(日経BP社)など。

◇主な著書
社長はなぜ、あなたを幹部にしないのか?』(日経BP) 2011
部下はなぜ、あなたをそんなに嫌うのか?』(日経BP) 2012
会社脳の鍛え方』(日経BP) 2013

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

小山昇の「こころ豊かで安全な経営とは何か」

定期的確認こそ命、部下に成果を出させる鉄則

2017年3月22日(水)

決めたことや命じた仕事は、なにがなんでも守らせる

 前回の当連載で私は、「部下は仕事だけきちんとしていてくれたらいいと、割り切って考えよ」という内容を書きました。つまり、管理職はともすれば「もっと真面目に」とか「組織人としての気概をもって」とかいう、いってみれば心の領域に属することを部下に求めてしまいがちである。しかしそんなことは、仕事ができてからでいい。部下は決められた仕事さえきちんと完遂してくれたらいい。そう思って仕事の管理を徹底しなさい。そうすることで組織は明るく、風通しが良くなるのだ…、と。

 ところで「仕事の管理を徹底する」とはいったいどういうことでしょうか。具体的にはなにをしたらいいのでしょうか。答は一言、文字通りの「徹底」です。すなわち、決めたことや命じた仕事は、なにがなんでも守らせる。例外を認めたり情状酌量したりしてはいけません。下手に妥協すれば部下は必ずあなたを軽んじ、後々の仕事がたいへんやりにくくなります。

 そして、仕事の管理を徹底するには、部下の仕事ぶりをチェックすることに尽きます。

 あなたの部下は、人間的には好ましい人たちでしょう。しかし、だからといってその仕事ぶりまでもが好ましいとは限りません。神ならぬ身である以上は意図せぬミスは絶対にありますし、時に仕事の手も抜きます。はたまたそれを気取られまいと隠蔽工作も行なうでしょう。それが普通の人間というものです。

 過去の当連載でも何度か述べてきたように、管理職に求められているのはあくまでも「数字」です。そして数字は「仕事」と不可分である以上、あなたの最重要の仕事として、部下の仕事のチェックは必要不可欠です。ここに性善説が入り込む余地はありません。あなたは常に部下の仕事を疑い、なにかごまかしてはいないか、未達成の事柄はないかと細心の注意を払い続ける必要があります。そこまでやってあなたは管理職としての使命をまっとうしたことになります。

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