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原 雄司(はら・ゆうじ)

ケイズデザインラボ社長/3Dコンサルタント

原 雄司

大手通信機メーカーの試作現場に就職。その後、格闘家を続けながら金型用3次元CAD/CAMメーカーに転職し、開発責任者、子会社社長、IR担当などを経験。1990年代に切削RPなどを提唱し「机の上でものづくり」を推進。
2006年に『アナログとデジタル融合で世界を変える!』を標榜しケイズデザインラボを設立。2012年「デジタルシボD3テクスチャー」プロセスの考案で東京都ベンチャー技術大賞奨励賞を受賞。2012年に3DスタジオCUBEをイグアス社と共同で発案し、渋谷道玄坂のものづくりカフェ「FabCafe」との連携で、企業から個人まで体験できる3Dデジタルものづくりの体験スペースを運営中。
ものづくりから、デザイン、アート、医療、エンターテインメントまで、様々な分野での3Dデジタルものづくりの活用を提案している。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

最近のトピックス

 3月末から日本でも公開となった米国映画「パラノーマン・ブライスホローの謎」は、日本でも話題になっている3Dプリンタを使ったストップモーション・アニメの映画。キャラクタの顔の表情などをカラー3Dプリンタで造形したものを使ったそうです。

 最初に手作り彫刻で基本となるモデルを造り、3Dスキャナで3Dデータを作成。これを基にカラー3Dプリンタで造形した顔のパーツを沢山用意し、豊かで細かい顔の表情を再現することに成功しました。驚いたのは、主人公のノーマンの顔だけでも8800個のパーツを造形し、それにより150万種類の表情を表現できるとのこと。その他のキャラクタの顔を合わせるとなんと3万1000個以上のパーツを造形したそうです。仕上げには磨いたり塗装したりというアナログな手作業を行なっています。

 ここで注目したいのは、3Dプリンタという最新技術を使ったという話題性を狙ったものではなく、キャラクタの生き生きとした表情を実現するために利用したという点ですね。今、話題先行の感が強い3Dプリンタですが、この作品制作においては、必要な道具として上手に利用し、その能力を最大限に活用したという点でとても興味を持ちました。もちろん、映画ファンとしても観に行くつもりです。

 3Dプリンタに限らず、「その道具を使うために何かする」よりも「目的があってその道具を使う」ことが大切だと思いました。

あらゆる分野に広がるリアル3Dビジネス

スナップ写真感覚で自分フィギュアを3D造形!

2013年10月3日(木)

自分フィギュアの製作サービス「3D Snap & Touch」

 冒頭から宣伝になってしまいますが、ケイズデザインラボと渋谷・道玄坂にあるデジタルものづくりカフェ「FabCafe」がコラボした自分フィギュアの製作サービス「3D Snap & Touch」が予想を超えて大人気です。サービスをスタートした8月の末には、日経新聞Web刊をはじめ、多くのメディアに取り上げてもらいました。

 FabCafeは、このコラムでも何度か紹介していますが、店舗の中にレーザーカッターや3Dプリンターを設置したカフェです。ケイズデザインラボの本社は、1階にFabCafeが店舗を構えているビルの2階にあるのですが、同じ2階には各種のデジタルツールを備えたショールーム「3DスタジオCUBE」をイグアスと共同運営しています。3D Snap & Touchでは、まず3DスタジオCUBEに設置してある全身を6秒で3Dスキャンできる3Dスキャナー「bodySCAN3D」を用いて全身をデータ化。そのスキャンデータを造形用のデータに修正したのちに、FabCafeにある低価格3Dプリンター「Cube」で造形して、自分フィギュアをお持ち帰りいただきます。価格は9800円です。

 また、スキャンしたデータを、ケイズデザインラボで開発したスマホ、タブレット用の無償の3Dビューワー「Ks3D Viewer」(iOS版、Android版)で閲覧するだけなら、ワンショット3000円で実施しています。商用利用のためにデータを持ち帰りたいという場合は、2万5000円という価格設定にしました。これらのサービスに関しても大人気です。

専用ビューワー「Ks3D Viwer」で見た様子

 では、どんな方々が来客されるのでしょうか? 2人や3人といったペアやグループで3Dスキャンしたいうという希望者が多く、カップルや家族連れが多く見受けられます。

記念のためにフィギュアを作りに来た家族連れのお客様

 とにかく、「即日または数日でフィギュアを手にできる」という点と「3Dスキャンから3Dモデリング、3Dプリンターによる造形までの過程を体験、見学できる」という点が人気のようです。3Dデジタルツールの一連の流れが見学できるということで、3Dプリンターに興味がある方にとっては、良い体験の場なのではないかと感じています。

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