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小田嶋 隆(おだじま・たかし)

コラムニスト

小田嶋 隆

1956年生まれ。東京・赤羽出身。早稲田大学卒業後、食品メーカーに入社。1年ほどで退社後、小学校事務員見習い、ラジオ局ADなどを経てテクニカルライターとなり、現在はひきこもり系コラムニストとして活躍中。

◇主な著書
場末の文体論』(日経BP) 2013
もっと地雷を踏む勇気~わが炎上の日々』(技術評論社) 2012
小田嶋隆のコラム道』(ミシマ社) 2012

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明

ハリルホジッチ氏を忘れる勿れ

2018年6月22日(金)

 今回はワールドカップ(W杯)関連の話題を扱うつもりだ。
 というよりも、そうせざるを得ない。

 なぜなら、W杯開幕以来、生活が不規則になっているせいか、W杯以外のことを考えることが難しくなっているからだ。
 こんな状態でサッカー以外のテーマに取り組んでみたところで、どうせろくなことにはならない。

 とりあえず、寝不足ではない。
 どちらかといえば、寝過ぎだ。

 起床と就寝のリズムが乱れているせいなのか、サッカーを見ていない時間は、うとうとしていることが多い。のみならず、横になって本格的に寝る時間も、順調に増え続けている。

 午前中から午後にかけての明るい時間帯の睡眠は、どうしても眠りが浅くなる。それで睡眠時間が増える。

 しかも、夢の醒め際を狙うようにしてかかってくる電話が、眠りの質を悪化させている。結果として、連日12時間近く寝ているにもかかわらず、寝不足の感じが拭えない。この調子でW杯が3カ月も続いたら、私は間違いなく睡眠障害を獲得することになるだろう。悪くするとそのまま抑うつ状態に陥るかもしれない。

 とにかく、決勝戦までのあと3週間ほどの期間を、なんとかアタマを悪くすることで乗り切って行こうと思っている。

 4年に一度、こうやってアタマを悪くする訓練を積むことは、しかしながら、無意味なことではない。明敏に生まれついてしまった人間は、バカになる機会を確保しておかないと、空回りで自滅してしまう。私はそうなってしまった人間を何人か知っている。用心せねばならない。

 日本代表の対コロンビア戦は、うっかり仕事を入れてしまっていたので、リアルタイムでは観戦できなかった。

 当日、帰宅したのは、試合終了に近い時間帯だった。
 ただ、その日は、午後から順次情報遮断を心がけていたので、帰宅して予約録画しておいたゲームを再生する時点では、勝敗を知らずに済んでいた。おかげで、同時視聴の場合と変わらぬ臨場感で試合を楽しむことができた。

 何回か前の当欄で簡単に説明した通り、私は、現代表チームのメンバー構成やチームとしての正当性に疑念を抱いている。

 よりはっきりとしたところを申し上げるなら、私は現代表チームならびに、その選考に当たったJFA(日本サッカー協会)の首脳を信頼していない。

 それゆえ、「サムライブルー」と呼ばれている現代表について、自国の優秀な選手たちで構成されたサッカーチームとして応援する気持ちは抱いているものの、自分たちの本当の代表だとは考えていない。

 理由は、以前書いたことの重複になるが、前監督であったハリルホジッチ氏解任の顛末に納得できていないからだ。また、西野監督に後任を託した理由と経緯について、JFA(日本サッカー協会)ならびに西野監督本人がなにひとつマトモな説明をしていないからでもある。

 こんな筋の通らない組織がデッチあげたデタラメなチームを、自分たちの代表チームとして承認することは不可能だ。
 ただ、それでもチームは動きはじめている。
 そして、W杯が始まり、ホイッスルが吹かれ、選手たちはボールを追いかけている。

 このこと(現実に目の前でサッカーが展開されていること)から目を背けることは、とてもむずかしい。

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私自身もブラックベリーとともに育った人間。そんな会社がそのまま消滅するのを見たくなかった。

ジョン・チェン カナダ・ブラックベリーCEO