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清野 由美(きよの・ゆみ)

ジャーナリスト

清野 由美

1960年生まれ。82年東京女子大学卒業後、草思社編集部勤務、英国留学を経て、トレンド情報誌創刊に参加。「世界を股にかけた地を這う取材」の経験を積み、91年にフリーランスに転じる。国内外の都市開発、デザイン、トレンド、ライフスタイルを取材する一方で、時代の先端を行く各界の人物記事に力を注ぐ。そして実は、数々のNBOのメジャー著者の「産みの“姉”」である。2017年、慶應義塾大学SDM(システムデザイン・マネジメント)研究科修士課程修了。在学中、青井グローバルアワードを受賞し、英ケンブリッジ大学客員研究員。

◇主な著書
新・都市論TOKYO』(集英社新書) 2008
「オトコらしくない」からうまくいく』(日本経済新聞出版社) 2010
住む場所を選べば、生き方が変わる』(講談社) 2015

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

最近のトピックス

世の中のさまざまな現場に身を置き、変わりゆく世界を伝えることがジャーナリストの仕事。日経ビジネスオンラインでは、変化が最も速い先端の感性を。ニュース誌「アエラ」の「現代の肖像」では、オールジャンルの第一線の人物に併走して、時代の感覚を追っています。2013年春、新規開場した東京の歌舞伎座を設計した建築家、隈研吾さんの語りおろし『建築家、走る』(新潮社)では、聞き書きを担当。時代の流れと仕事が密接に関わっている建築家の姿から、経済成長の20世紀は終わったという、パラダイム転換が身に染みました。

「流行」を知る一方で、「不易」も考えないと、人間の社会は読み解けません。都会の競争社会とは違う、別の価値観、生き方を探訪することも、私のテーマです。現在、『朝日新聞デジタル』で「葉山から、はじまる。」「鎌倉から、ものがたり」の連載に取り組んでいます。東京に近い海辺の町では、ショップオーナーやフリーランスの人々が、自分だけのユニークな仕事をつくっている最中です。また、『暮しの手帖』では、「すてきなあなたに」の執筆陣の一人として、文字通り、暮しの中のすてきなワンシーンを探しています。「すてき」を伝えるって、なかなか難しいです。

これはユニークなお店や場所の紹介コンテンツとしても楽しめるものですが、底に流れているメッセージは「ライフスタイルのイノベーション」。もし現在、会社勤めが苦しいと思っている人がいたら、「生き方の転換は可能なんだ」と、希望を感じていただけたらうれしいです。

人生の諸問題

60歳からの「ハローワーク」を考える

2017年9月14日(木)

(聞き手:清野 由美、前回はこちら

――久々に再開した「人生の諸問題」。少しお休みしている間に、お二人とも順調に年を重ねたことと思います。

写真左:小田嶋 隆(おだじま・たかし)1956年生まれ。東京・赤羽出身。早稲田大学卒業後、食品メーカーに入社。1年ほどで退社後、小学校事務員見習い、ラジオ局ADなどを経てテクニカルライターとなり、現在はひきこもり系コラムニストとして活躍中。日経ビジネスオンラインで「ア・ピース・オブ・警句」、日経ビジネスで「パイ・イン・ザ・スカイ」を連載中

写真右:岡 康道(おか・やすみち)1956年生まれ。佐賀県嬉野市出身。80年早稲田大学法学部卒。同年、電通に営業として入社。85年にクリエーティブ局へ異動。99年7月クリエーティブエージェンシー「TUGBOAT」を設立。2004年 NYADC審査委員を務める。東京コピーライターズクラブ会員。NY ADC会員。LONDON D&AD会員。主なCM作品として、NTTドコモ、NTT東日本、サッポロビール、大和ハウス、キヤノン、富士ゼロックス、富士フイルムなど数々の企業ブランドキャンペーンを手掛ける

小田嶋:人生初めて還暦超えをしましたね。

この組み合わせで。

:そうね。誰と組んだって初めてだけど、今年、61歳ですよ。

「人生の諸問題」を始めようといっていたとき、お2人はぎりぎり40代だったんですね。

※まさに10年前の9月14日に掲載された、記念すべき第1回はこちら
(写真:大槻 純一)

:こんなに若かったの!?

小田嶋:そんなばりばりだったのか。

俺たち、50歳になっちゃうよ、とかおっしゃっていました。

小田嶋:信じられない。

:俺たち、60歳を超えちゃったのか。でも、あんまり変わってないね(笑)。

はい、変わっていません。内容は。

小田嶋:いや、最近、なんか以前とは違う景色を感じるようになっているな、とは思っていたんだよ。

岡さんは、自分が60歳になったとき、まだ最前線で広告を作っていることを考えていましたか。

:思っていなかったです。

小田嶋さんは、コラムをがんがん書いているって、予想していましたか。

小田嶋:全然思ってなかった。

世代ごと持ち上がって老いていく…

:広告屋の仕事って、電通にいる限りは、若者の仕事だったわけですよ。日本ではずーっと、ターゲットが若者でしたからね。会社では、「40歳になったら、床の間を背負え」みたいにいわれて、管理の方に回っていく。ですから、広告は若い人の仕事だ、という感じは意識の中に刷り込まれているわけです。

小田嶋:前世紀までは、確かにそうだったろうね。

:僕は、現場を離れて、部長とかになることが、自分としては難しくて、会社を辞めちゃったけれども、辞めたときは、一体いつまで自分はできるんだろう、とは思っていました。5年持てばいいかな、と。でも、辞めてからもう18年経ちましたが、別にあまり変わらない。だから、あれ、何でだろう?

自分でもよく分かっていない。

小田嶋:広告は若い人たちが作るものだという意識は、昔はあったけれど、今は、若者のやることを、年寄りがやっていても、変じゃなくなってきているよね。

:そう。みんな年寄りになっても、そのまま広告にかかわっている。

小田嶋:ロック・ミュージックが同じで、ローリング・ストーンズのミック・ジャガー(74)は若いころに、「60代になってロックなんてやってられないよ」みたいなことをいっていましたが、70代の今も、まだばりばりやっています(笑)。

:確かに(笑)。

小田嶋:ラスベガスでメジャーなステージの観客動員トップが、いまだにロッド・スチュワート(72)で、ベストテンに入っているのも、軒並み70歳代のミュージシャンです。で、客は60代が中心でしょう。

:結局、マーケットの塊とともに、ということなんだろうけど。

小田嶋:若い、若くないを云々する前に、マーケットごと、そのままずんずんと高齢化してきている。ということは、「若者」を意味する感覚というのも、一緒に上がってきている。

:わけが分からない。

小田嶋:たとえばスティングが今年66歳だといわれると、「まだそんなに若いの?」という気になるだろう。

:若手ですね、全然(笑)。

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