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河野 章宏(こうの・あきひろ)

残響レコード社長、ギタリスト

河野 章宏

1974年生まれ。岡山県倉敷市出身。20代はミュージシャンをやりながらフリーター時代を過ごし、2004年に自主レーベル「残響レコード」を立ち上げる。10万円の資金からスタートし、2010年の決算ではグループ年商5億を売り上げる。ロックバンド「te'」のギタリストとしても活躍中。

◇主な著書
音楽ビジネス革命』(ヤマハミュージックメディア) 2010

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

シゴトタビ~知られざるアジアの姿~

顔より大きなフライドチキンに大行列のバンコク

2015年6月19日(金)

小型&個性派モールが乱立するバンコク

 ジャカルタやクアラルンプールと同じように、タイのバンコクも街中の至る所にショッピングモールが点在しています。

 しかし大都会バンコクのモールは、ほかの都市とは少し趣が異なる面があります。それは、巨大モール一辺倒のほかの都市に対して、バンコクでは「コミュニティーモール」と呼ばれる小型で個性的なモールが数多く出現していることです。

 コミュニティモールとは、ひと言で言えば、主に住宅街のコミュニティーに暮らす人びとをターゲットに、独自のコンセプトで運営される小規模なモール。アッパーミドル層以上をターゲットとし、しょうしゃな外観でパティオを備えたり、オープンエアのカフェがあったりすることが特徴です。

 インポート雑貨店や新進気鋭のブランドの直営店なども入居。高層かつ大規模で、世界に名だたる高級ブランドをそろえる従来のモールとは、明らかに違います。こうしたコミュニティーモールが、バンコク市内で増加しつつあります。

 その代表格が「レインヒル」です。

コミュニティーモールの代表格と言える「レインヒル」

 日本人居住者の多いスクンビット通りに面し、付近の日本人家族にも人気のスポット。レインヒルの名称の通り、雨をモチーフにした建物は大半がガラス張り。都会に突然現れたオアシスのような雰囲気です。

 緑の芝生に囲まれた玄関口の両脇には、気軽にワインが楽しめる「ワインコネクション」と、おいしいパンが評判の「オーボンパン」が並び、バンコクの若者にも大人気。オープンテラスの席では、都会の喧騒から逃れ、心地よい時間が過ごせます。

 店内にはオリジナル雑貨やインポートグッズなど、センスの光るショップが軒を連ね、従来のモールとは違ったショッピングも楽しめます。

 丸亀製麺やラーメン亀王、博多どんたくといった日本食店も多数出店し、日本人居住者だけでなく、タイ人の姿もよく見かけます。

 東南アジアのモールと言えば、アパレルや飲食のチェーン店を集約し、スーパーや映画館、娯楽施設、フィットネスを兼ね備えた大規模施設が一般的。ですが、バンコクでは、そうした典型的な施設は既に飽きられつつあり、モールにも何らかの個性がなければ、人集めが難しい時代に入っています。

 モール先進国であるタイ特有のこうした事情を背景に、個性を売りにするコミュニティーモールは、今後ますます増えていくことでしょう。

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