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吉野 次郎(よしの・じろう)

日本経済新聞社記者

吉野 次郎

1990年に創立した慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス(環境情報学部)の1期生。1996年、日経BPに入社し、日経コミュニケーションや日経ニューメディア編集部で通信業界や放送業界を取材。2007年から日経ビジネス編集部で電機業界や自動車業界、企業の不祥事を担当。2015年4月から日本経済新聞社電子編集部に出向中。産業、経済事件を中心に取材・執筆する。

◇主な著書
テレビはなぜインターネットが嫌いなのか』(日経BP) 2006
なぜ2人のトップは自死を選んだのか JR北海道、腐食の系譜』(日経BP) 2014
2020狂騒の東京オリンピック 稼げなければ、メダルは穫れない』(日経BP) 2015

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

最近のトピックス

 拙著『2020狂騒の東京オリンピック 稼げなければ、メダルは穫れない』を発売しました。東京五輪を控えた、日本スポーツ界のルポルタージュです。明治初期に英国から日本に伝わった「スポーツによる金もうけを不浄」とする価値観が、市場の成長を阻んでいます。スポーツ市場の日米格差は20対1まで開きました。プロ野球界、高校野球界、サッカー界、柔道界、永田町などを広くを取材し、19世紀のアマチュアリズムにしがみつく旧勢力と、古い価値観に囚われない新勢力のせめぎ合いを描きます。古い観念から脱し、スポーツの経済的対価を最大化することそ、最強のアスリート支援です。

旗手たちのアリア

小田兼利 世界の貧しき人々に水を

2015年6月13日(土)

貧しい人々に飲料水を提供しようと、水質浄化剤を手に世界を駆け回る。だが仲間に裏切られ、20億円の借金を背負って自殺を考えたことも。苦難を乗り越えた時、貧困の撲滅に命を捧げる覚悟ができた。

写真 =的野 弘路

 「発展途上国を行脚している、グローバルな中小企業のおじさん」

 政策研究大学院大学教授の大野泉は、研究対象の国際開発援助を通じて親交のある日本ポリグル会長の小田兼利を、このように形容する。

 確かに人の良さそうな風体は、中小企業のおじさんという形容がピッタリだ。だが、ただのおじさんではない。「人並み外れた使命感と行動力」(大野)で、1年の半分は発展途上国を駆け回っている。ある時はクルマで悪路を走り、ある時は2輪車のドライバーにしがみつき、さらに徒歩でジャングルを抜け、川を小舟で上り、どんな僻地にも足を運ぶ。

 自らに課した使命は、水道の整っていない土地で奇麗な水を飲めるようにすること。カバンに入っているのは、自分で開発した水質浄化剤だ。わずかだが、対価をもらい、現地に水ビジネスを根づかせるという。本人曰く、「現地人の雇用を増やして、貧困を撲滅する」。

 その姿から、5年ほど前に絶望の淵をさまよっていた頃の小田を想像するのは難しい。自殺を考えるほどの苦悩の果てに、小田は自分自身が大きく変わったことを自覚する。

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リストラなどつらい経験もありましたが、多くの山に登ったことで、別の景色が見えやすくなりました。

吉田 秀俊 VAIO社長