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原 隆(はら・たかし)

日経コンピュータ記者

原 隆

早稲田大学政治経済学部経済学科卒業、日経BP社入社後日経パソコンに約7年勤務。その後、日経コミュニケーション、日経ネットマーケティング(現日経デジタルマーケティング)、日経ビジネスを経て、現在日経コンピュータ編集部に在籍。宮崎県出身。趣味は麻雀とピアノとビール。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

ニュースを斬る

特報:NHKとNetflix、共同製作ドラマを公開

2016年11月16日(水)

 NHK(日本放送協会)と米Netflix(ネットフリックス)が歴史ドラマの共同製作を進めていることが16日、わかった。

 ドラマは12月中旬、テレビ放送とネット配信でほぼ同時に世界規模で流す予定。ネットフリックスはパソコン、スマートフォン、テレビなどで映画・ドラマを視聴できる「ネットTV」の世界大手。一方、テレビ放送の受信者から徴収する受信料収入で運営するNHKは、ネット対応に消極的な姿勢を見せてきた。そんな対照的な両者の異例のタッグを機に、日本でもネット対応を主軸に据えた「テレビ新時代」が到来することになりそうだ。

東京・渋谷にあるNHKの放送センター(左)。NHKが手を組む「ネットTV」大手の米ネットフリックスは“黒船”と呼ばれている (写真左:Rodrigo Reyes Marin/アフロ、右:Bloomberg /Getty Images)

 両者が製作するのは歴史ドラマで、太平洋戦争終結後にA級戦犯らの罪を問うた「東京裁判」を舞台にした内容になる。

 12月中旬に4日間連続でドラマを日本国内向けに放送。通常のNHKの番組と同じく、過去の同局番組を有料で視聴できる動画サービス「NHKオンデマンド」でも配信する。それとほぼ同時に、ネットフリックスで海外向けにドラマを配信する。NHKオンデマンドで一定期間の配信を終えた後、ネットフリックでも国内向けに配信する予定だ。

 NHKがネットTV事業者と直接提携することは、現行の放送法に抵触する可能性がある。そこで今回、NHKはネットフリックスと提携するカナダのDon Carmody Televisionと、オランダのFATTという番組製作会社2社と共同製作契約を結ぶ形をとった。

 番組制作費はNHKとネットフリックス側とで分担した。Don Carmody社はネットフリックスのオリジナルドラマ「Between」シリーズを製作した実績がある。

ネットフリックスが見せた本気

 ネットフリックスは2015年秋に日本向けサービスを開始。月650円からの料金を支払えば、無制限で日米の映画・ドラマを視聴することができる内容で、会員数を伸ばしている。これまでフジテレビジョン、吉本興業と電通の共同出資会社と提携。フジテレビとは『テラスハウス』シリーズ続編、吉本・電通の共同出資会社とは『火花』などのオリジナル作品を共同製作してきた。

 国内では、今回のNHKとのタッグが3例目になるが、これまでの提携とは形態が全く異なる。

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